はっ!
世の中では富士山は天気の良いときにしか登っちゃいけないんだっけ?
とやっと気がついたぐらいで、当の本人はそんなこと問題にしていないのである。 雨雲の中を登るなんてシュールじゃないかとか、エンジンはいつ調子が悪くなるかとか、 トラブルのために携帯電話は今使えるかとか (注: 富士山中腹でもちゃんと使えました)、 そんなことで頭が一杯なのである。
用を足して帰ろうとしたら、トイレで発見
があった。
ボタンを押すと水洗ではなく、特殊な泡が出てきて洗浄するようになっている。
水洗でないトイレというと一般にネガティブなイメージがあるが、
意外ときれいに流れるのである。いたる所に注意書き。
「水は貴重です」うんぬんとあって、トラックで輸送してくるために
1台2万円であることが書かれている。山の上の特殊な状況では、
あの特殊な洗浄剤より水のほうが高価なわけだ。
しかし、「水は貴重な資源です」と素直に書けばいいのに、
高価なものだから節約しろというのは割り切れないものが残った。
トイレにつづく廊下の壁に、観光収入に群がるように 旅行社のパネルが山のように貼ってあるのを見たせいかもしれない。
- つづく -
次回は山梨ワインの旅です。