今回購入した Sandy Bridge 世代 Core i7-2600K は LGA1156 で、前回の Lynnfield 世代、Core i7 860 の LGA1155 とたった 1つだけピン数が違います。物理的、ピンアサイン的に互換性はあるのかないのか。実際の画像でもよく見比べてみようって話。



以前、仮想化サーバ用途に Core i7 860 + ASUS P7P55D マシンを組んだので、その時の画像と見比べてみます。

左が Core i7 860, 右が Core i7-2600K.

裏返すと LGA (Land Grid Array) のピン数は同じに見えますが、Intel の Sandy Bridge 世代 CPU Core i7-2600K は LGA1155 (Socket H2)。直前の Core i7-8xx が LGA1156 (Socket H) なのに比べて、こともあろうにピン数が 1本だけ減っています。

左が Core i7 860, 右が Core i7-2600K.

もはや間違い探しという気がしますが、よく見ると、左右サイドについている切り欠き (alignment post) 中央の位置が違います。LGA1156 では上から 9mm, LGA1155 では 11.5mm のため、実際に間違えてソケットに置くのは、物理的に不可能なはずです。

拡大してみましょう。

左が Core i7 860 (LGA1156), 右が Core i7-2600K (LGA1155). LGA1155 の方が切り欠きが上にあるように見えて、9mm なのが正解じゃないかという気もしますが、もう CPU 外したくなので検証はパス 🙂

ソケットも比較してみます。

左が LGA1156 の ASUS P7P55D, 右が LGA1155 の ASUS P8H67-M EVO.

CPU サイドの切り欠きと合うように、受け入れるソケット側にも両サイドに凸部分があることが分かります。

記事によっては LGA1155 と LGA1156 は「ある程度の」互換性を持つと書かれているものもありますが、結局、PCI Express のレーン数変更により、見た目は似ていてもピンアサインは異なるようですね。

ともあれ、LGA1156 のときに LGA な CPU は慣れているので、レバーを倒すときにミリミリとテンションがかかるのも経験済み、サクっと取り付け終了。CPU クーラーは純正のものを取り付けました。

つづく。