ノート PC (Eee PC 901-X) でのモバイル通信方法を au、NTT ドコモ、ソフトバンクの 3社で色々検討してきましたが、外付け PC 通信は料金が割引されても 2段階定額にならなかったり、なっても制約が多かったりすることが分かりました。
そこで、なかば消去法で浮上してきたのがイーモバイルです。
イーモバイルのデータ通信サービスについて、長所短所をまとめると、
良い点
- 2段階定額制を採用している (スーパーライトプランなど)
- 最低額 1,000円も、最高額 4,980円も、携帯電話ネットワークを使うものでは最安
- Bluetooth 対応の携帯電話やスマートフォンが選べて、ワイヤレス無線モデムとして使える
- USB、コンパクトフラッシュ Type-II 対応のデータ通信専用端末も選べる
- PC 外付けのデータ通信料に上限 (キャップ) が適用される
- HSDPA で 3.6Mbps または 7.2Mbps ((買った端末によります)) と高速
悪い点
- 2年契約 (新にねん) して初めて魅力的な価格になり、途中解約すると解除料というシステムは他社と同じ
- サービスエリアが 3社に比べて狭い
- ドコモのローミングサービスがあるが、高い ((音声通話は 22.05円/30秒、データ通信は 0.0735円/パケット))
- ドコモのローミングサービスは、人口カバー率が 50% を超えている都道府県では使えない
上と下に弱いイーモバイル?
他の携帯事業者でも同じですが、携帯電話 / スマートフォンタイプを選んで、Bluetooth でノート PC (Eee PC 901-X) とワイヤレス接続するか、それとも USB などで PC に接続するかはなかなか悩ましいところです。
とある店頭で、実は迷ってるんですよねと話をしたところ、
店員: 「イーモバイルは地下とビルの上に弱いですね」
とのこと。
2007年 3月にデータ通信を、2008年 3月に音声通話サービスを開始したばかりのこの事業者、関東のサービスエリアをイーモバイルと au KDDI とで見比べると分かるように東京都と隣接している県の都市部は良いのですが、たとえば茨城県、福島県と北上して行くと白い未カバーエリアが目立ちます。よって「エリア」の拡大が急務で、2次元のマップ上をいち早く塗りつぶしていくため、マップからはうかがい知れない地下鉄の各駅やビル構内に弱いというのです。
エリアカバー率とローミングの落とし穴
また、エリアの狭さをカバーするために NTT ドコモのローミングサービスがあることはあるのですが、イーモバイルが自力で人口カバー率 50% に達してしまった都道府県ではローミングされないらしく、結局、首都圏でちょっと郊外にいくとイーモバイル自身もローミングもカバーしてくれない空白地帯があり、電話するために市街地に戻らないといけないとのことでした。
店員さん自身がイーモバイラーらしく、電車のこの路線でつながるのか、と質問してみたら、○○駅と○○駅の間はダメですねぇと言われましたが、そこは au でも接続できないだろうと思われる答えだったので、これは割り引いて考えることに。
話を聞いた感じでは、NTT ドコモほど期待してはいけないにしても、要するに「都内」で「地上を走っている電車の車内」「1F-2F の店舗で食事しながら」通信する分にはきっと OK だろう、と結論づけて、イーモバイルの端末をとりあえずどれか契約することにしました。
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