突然ですが、「ハンダごて」で何か作りたい! 半田のジュワジュワ溶けて異臭がして煙がたつ感じが忘れられないぜ! と、オーイどこ行くんですか的発作が起き、エレキットの「うそ発見器」AW-851 を買ってきて作ってみることにしました。
A&V フェスタでは、スピーカーの自作と言いながらスピーカーは完成品で、ほとんどボンド使って日曜大工じゃねえか、で終わってしまいましたが、今回はもうちょっと質実剛健度アップです。
アイデア家電はキットで自作!
これは何でしょう。
- お湯がたまると鳴る「おふろブザー」
- 人が横切ると知らせる「防犯センサー」
- 太陽電池で動く「ラジオ」
ホームセンターに売ってるもの?
いえいえ、違います。
これ全部、自分で一から部品を組み立てる、電子工作キットのラインナップです。
電子工作キットというのは、ラジオならラジオを作るために必要な抵抗、コンデンサ、トランジスタといった部品がバラバラと入っていて、買った本人が基盤に 1つずつはんだづけして組み立て、ケースなどに取り付けるのです。
昔、自転車で 10分の距離に、秋葉原で売っているような電子パーツを扱っているショップがありました。その店頭に大量に並べられていたのが、エレキットという商標の電子工作キットでした。
ハンダごてに自分用キットで、いつもの展開
今回そもそも、仁礼家テストチームの教育の一環で、はんだごてぐらい幼少のみぎりに体験しておけ! ということで電子工作キットを 1から作らせよう! というプランでしたが…
はっと我に返ったら自分用のうそ発見器キットまで手元に届いていたと。
最近の楽天は AI で「ついで」買い機能搭載なんでしょうか…..。
しかも、自分で技術家庭科の授業で作った手作りのハンダごてがあるのに、最近は温度を一定に保ってくれてハンダづけがしやすい「温調ハンダごて」なるものがあるらしい、ということで、自分用の NEW ハンダごてまで手元に届いていたという、いつものスパイラルであります。
これが購入した goot (大洋電気産業) の PX-238。細身で持ちやすいです。こて先も IC の足とか半田付けするとき、細身のものに変えられます。goot のハンダごては、比較的ホビー自作向きと言われていますね。
こっちがその「うそ発見器」キット。無駄にピラミッド状のケースになっていて、いかがわしさ満点です。
センサーに両手で触ると、人体に流れる微弱な電流の変化を利用して、緊張しているかウソついているかなどの心理的変化が分かります。このセンサー、実は正三角形の基盤の上部を、ベキッと折り取って作る設計になっています。
うそ発見器系でよくあるのは、「うそ」判定だとランプ1個が光ったり、メーターが振れたりしますが、このキットでは緑赤合計 6個ある LED の明滅が欽ちゃんの仮装大賞スコアゲージ状態で、ピーピーなりながら派手に抵抗値を示します。
パーツの数は以下の通り。
- 抵抗 … 27本
- コンデンサ … マイラコンデンサ x 1個、電解コンデンサ x 1
- ダイオード … 4個
- LED … 6個
- IC … 14pin x 2個
- 半固定抵抗 … 1個
- 電源スイッチ … 1個
合計 43パーツ、ハンダづけする端子の数で 118カ所と、この手のキットでは中ぐらいな感じです。マイラコンデンサなんて昔あっただろうか。
次回、ハンダづけ編です。
つづく。
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