Core i7 860 + P7P55D の組合せ、というのが Nire.Com 的「つぶしの利く」 ESXi サーバのパーツ構成でした。あとはこれを自作するか、BTO でショップに作ってもらうかです。
BTO / 自作キットで今買える Core i7 860 PC
前回も TWOTOP の BTO PC を購入したように、パーツへのこだわりはあるのですが、このご時世、希望の構成で安いなら、無理に 1からパーツを集めてきて自作する必要はないわけです。
BTO で、希望に近い構成のものをいくつか探してみました。
Faith i7 860 P7P55D GTS250フルキット | TWOTOP VIP i7860P55/GTS250-HP | Epson Direct Endeavor MR6500 | |
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自作/BTO | 自作キット | BTO | |
CPU | Core i7-860 | ||
マザーボード | ASUSTeK P7P55D | P55 Express Chipset | |
メモリ | PC10600 DDR3 4GB 1333MHz (2GBx2) | UMAX Cetus DCDDR3-4GB-1333 2GBx2 | PC3-10600 DDR3 SDRAM |
HDD | 1TB 16MB S-ATA2 7200rpm NCQ 3Gbps | 1TB S-ATA 5400rpm | 1TB S-ATA 300MB/s 対応 7200rpm |
グラフィックカード | nVidia GeForce GTS 250 (512MB GDDR3-256bit DVIx2) | nVidia GeForce 9500GT 512MB | |
電源 | Acbel 660W 静音電源 / Active PFC 搭載 | Acbel 660 静音電源 | 不明 |
光学ドライブ | SATA 対応 DVD スーパーマルチ (+-R18x / +-R DL8x / +RW8x / -RW6x / RAM12x) | SATA対応スーパーマルチ (+-R20x / +-R DL10x / +RW8x / -RW6x / RAM12x) | スーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込) |
その他 | — | VIP 専用 14cm/900回転 放熱FAN | — |
価格 | 99,800 | 105,000 | 109,800 |
Faith のものは自作キット。集めるよりは手間がかからず、組み立てを自分でする分安いという、中途半端とも良いところ取りとも言えるパターンです。
TWOTOP とエプソンダイレクトは BTO です。エプソンダイレクトというと、メーカー製パソコンで意外に思われるかもしれませんが、堅実な作りをしてくるメーカーで、あまり故障したという話を聞きません。
自作の手間賃は 5千円
TWOTOP が株式会社ユニットコムの傘下という話は書きましたが、Faith も同じです。この 2社は仕入れ価格は同じと考えて良いでしょう。
自作キットと完成品 BTO で同じ構成を見積もると、差額、つまり組立手数料が約 5,200 円、という事が分かります。5千円あれば飲みに PC ケースをワンランク良いものにできるので、バカになりません 🙂
CPU とグラボのグレードを合わせようとするのが BTO の悲しさ
表中、赤い箇所は今回の用途に合わない箇所です。
エプソンダイレクト – マザボ独自が死を招く
PC Watch の記事によると、マザーボードがメーカー独自。最初から VMware ESXi での動作が保証されているサーバー専用モデルでもない限り、使っている人口の少ないメーカー独自マザボよりも、メジャーで定評のある ASUSTek や GIGABYTE のマザーボードの方が、目新しいツールが問題なく動作する可能性は高いと言えます。
Faith, TWOTOP – そんなにいいグラボ要りません
GTS 250 というグラボは、アイドル時の消費電力が 110W にもなります。サーバ専用なので、ファンレスの 8400GS 71W でも高いぐらいです。
だいたい BTO パソコンは、CPU がミドルハイエンドならグラフィックボードもそれなりのものをあてがって、ゲーミング仕様 PC に最適! とやりがちです。
低価格 / 省電力ノート PC でも十分な性能が得られる昨今ですから、BTO で「ミドルハイだけどゲームとサーバ用の 2ラインナップ」などと流暢なことをやっていると採算が取れないでしょうから、あまり BTO メーカーを責めるわけにはいきません。
よろしい、ならば自作だ
しかし、はいそうですかと、この自作キットや BTO PC を買ったところで、結局はグラボ交換に 4,000円かけて、いきなり余った GTS250 を死蔵したのではコストの無駄もいいところ。
まあ、P7P55D という、PC ゲーム用にでも使いそうな、つぶしの利くいいマザーボードでサーバ PC を組もうっていうんですから、自作しかないでしょうか。BTO にいちゃもんつけるなら、てめえ自分でやってみろと思っている読者もいそうですし (笑)
ということで、炎の自作見積もり + 1からアキバ買い出しツアー編です。
つづく。
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