クラゲとたわむれるつもりで出かけた千葉県鴨川市、城崎海水浴場での海水浴でしたが、到着していきなりの強風波浪注意報に見舞われた上に、プールで泳げても海には恐いものが色々あることを思い知った、貴重な一夏の経験。
体感でも相当波が高く、「くるぶしにさざ波が打ち寄せて気持ちいいね」なんてレベルを期待していると、波打ち際なら往復ビンタなみに叩かれてよろけます。泳いでいる人の頭は 2秒ほど見えなくなります。浮き袋は風でどこまでもタテに転がって行ってしまう、という微笑ましいアクシデントも。
冒頭の写真にもありますが、みんな遠巻きに岸の方でおとなしく楽しんでいるのが分かります。しかし! ここで他の人に倣って平和をむさぼっていても仕方ないのです! 何のためにプールで泳いでいるんだと。
沖の「これ以上先に行ってはいけません」遊泳禁止ブイのところまで泳いでみました。
ちなみに昔の Nire の泳力は、クロール 50m ぐらいで勘弁してくださいレベル。
少し泳力が出てきたのはここ 2年ぐらいの話で、途中レーシックを受けたなどの理由で、真面目に泳ぎ始めてから海水浴経験はゼロです。千葉国際総合水泳場の足の届かない深さ 3m メインプールであれば何回か泳いでいるので、足の届かない怖さはクリア済、というレベルです。
そんな微妙な水泳経験での初ブイ感想。クロールで本当にゆっくり泳げば楽勝でした。 🙂 ブイに到着した後、ブイの間に張られたロープにそって、野球のホームラン打ちました状態で扇形に半周してみましたが、普通に可能。ビーチの長さは 350m / 波打ち際からブイまではデータがありませんが、100m ぐらいだと思います (多分)
とはいっても、ナメていると恐い点もあります。
波で不用意に塩水を飲まされる
沖に向かって泳ぐとき、プールと違って定期的にカベがこっちにやってくるので、自分のペースでストロークを回していると水飲まされます。ただ周期はだいたい同じなので、次にくる波の大きさとタイミングを考えて、波が来る前に息継ぎをすれば平気そうです。
ブイが見えにくい
ビーチ周囲の防波堤上からカメラで撮っても、定期的に並んでいるはずのブイが写っていたりいなかったりしますが、波でブイが水没気味になっています。かつ、海面 0メートルから見ているので、ブイが見えず目標物を見失うのはかなり不安です。
藻とビニール袋がジャマ
東京近海ならどこでも似たり寄ったりだと思いますが、海の透明度は低いです。鴨川市サイトの透明度が高いというのは何を基準に書いたのか分かりませんが、グアムの海なんかを想像してしまうと、何の冗談ですか的に、水中なんにも見えません。すると、手を伸ばして水を「キャッチ」した瞬間に、藻とかコンビニの袋とか腕に絡まることがあります。クロールしていて転がって背泳ぎに切り替えるとか、パニックに陥らずに落ち着いて絡みをほどけば良いんですが、気分的にかなりイヤです。
最初はクラゲを警戒して行った城崎海水浴場ですが、実は一番恐いのはクラゲでも波でもなく、誰かが放置していったビニール袋だったと。コンビニでアイス購入→風が強いから袋とばされました…という言い訳をせずに、きちんとゴミは管理して持ち帰りましょう。
つづく。
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