WordBench 川崎の勉強会 第2回、続きです。プラグインフック、wp_create_nonce によるセキュリティ確保、USB メモリに WordPress、最後に感想。
プラグインフックとカスタムフィールド
Speaker: mizuno さん
- 管理画面関連のフック … admin_head
- データ保存用のフック … save_post
- カスタムフィールドの関数 … add_meta_box()
- CSRF 対策 … wp_create_nonce (ワンタイムトークン生成), wp_verify_nonce (ワンタイムトークン認証)
- wp_nonce_field を使うのがおすすめ by Yuriko.net
名刺管理について
Speaker: atsushi さん
USB メモリに WordPress
- 個人情報の管理に、外部に接続していないローカルな WordPress を使用してみてはどうか → USB メモリにインストール
- WordPress Portable, XAMPP Lite + WordPress
- 最低 1GB は必要。重いので高速なメモリがよい
Custom Taxonomies
- WordPress 2.8 以降、Custom Taxonomies が標準で追加されているが、使うためにはコードを書く必要がある。
- Simple Taxonomies Plugin … コードの書き加えが不要になる。パスによっては動作しないことがある。
- Custom Taxonomiess Plugin … WordPress 2.8 の Custom Taxonomies の基になった?
感想: 技術屋のパラダイスから、ビジネスを模索するプラットフォームへ
川崎、埼玉、東京と、持ち回りで勉強会を開催する流れになっている WordBench。2巡目に入ったとでもいうべきか、川崎で勉強会が開催されるのも 2回目になりました。
今までの内容としては、WordPress 関連のテクニカルなトピックが多かった WordBench ですが、今回特筆すべきなのは、WordPress のビジネス的な提案が大きくクローズアップされてきたことだと思います。
「め組」の方がプレゼンされるのは今回が初めてではありませんが、単に商用 WordPress テーマの紹介ではなく、いかに WordPress マーケットを WordBench / WordCamp に集まってきているメンバーの専門分野を結集して盛り上げていくか、という観点のプレゼンは、今までの例になかったように思います。
WordPress をいかにビジネスにしていくかは、「め組」以外の聴衆にとっても最大の関心事らしく、あちこちで具体的な金の絡む会話が聞かれていたのも象徴的でした。
Movable Type より明らかに話題になっているはずの WordPress も、確かに今まで US での展開ばかりが紹介されるだけで、日本では今ひとつ商売っ気が足りない感がありましたが、ブログ / CMS サーバとして認知されてきたことで、今後 WordBench / WordCamp でそういったプレゼンテーマも増えていくものと思われます。
その頃、私はといえば、サイトの新 URL への 301 リダイレクト方法について色々聞かれ、ちょっとテーマとしては違いますが、「www あり」「www なし」の統一方法についての記事を見せつつ、相談にのっていたり、リモートでプラグインの WP Super Cache と WP-Cache を入れ替えたりしていました 🙂
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。