おもちゃショー 2009、次はダイヤブロックブースです。子供向けに警察署セットだのヘリコプターだのといった、よくありますねはいはい的な出し物かと思いきや、やけに本気度を感じさせるブロック魂作品の数々と、大人でもハマれる最小 4mm x 4mm の nanoblock (ナノブロック) の展示も。
博士にダイヤブロックで作られた兜をかぶってもらった
まずは戦国時代の兜ですが、これ全部ブロックで作ってあります。愛ってなんだ。後ろに立てかけてある竹刀もブロックです。
通りすがりの子供に順番にかぶせていましたが、観客や来場者は顔にボカシを入れてから載せることにしているため、つかつかと説明員に歩み寄り、聞いてみました。
Nire: 「これ、かぶってみてもらえませんか?」
いきなりすぎて面食らったらしく、ええっ私ですかとしばらく挙動った後、
ダイヤ: 「ええっと、ブロック博士を呼んで来ますので少々お待ちいただけますか」
カウンターで応対されていた方が来られて、かぶっていただきました。
愛ですね愛。あと哀愁を感じさせます。博士の由来をお聞きするのを忘れました。
何回も人にかぶらせても、ブロックどうしのかみ合わせを定期チェックするそぶりが見えないことから考えると、おもちゃの兜、といえども強度はあるようです。
姫路城も、壁面にでかでかと飾ってある北斎の富岳三十六景も、よく見るとすべてブロックです。
nanoblock (ナノブロック) なんてのもあります。子供の手の大きさと比較してみてください。最小サイズ 4mm x 4mm 角。
完成すると、航空母艦 赤城だったり、東京タワーだったりと。
パーツが小さいので、ミニチュア版が作れることにばかり目がいきがちですが、より細かくリアルに造型できるというメリットもあるようです。同じ大きさでより高解像度の液晶ディスプレイに買い換えたのと同じですね 🙂
ブロック 1つ1つをバラすのは往々にして大変らしく、専用リムーバーも一応存在するようです。
ダイヤ: 「はっきり言ってとげ抜きですが (笑)」
小さいだけで不思議にハマる魅力
客観的には、小さい→だからどうした、というのが第一印象ですが、実際組み合わせてなにか作ってみると、子供の頃にブロックで遊んだ思い出…のうち、てめーに都合の良いエピソード記憶が美化されてよみがえり、思わず
Nire: 「なんか妙にハマりますねこれ…」
ダイヤ: 「はい、大人の方でもハマれる要素があると思います」
胸を張る株式会社河田の説明員にも好感が持てました。やはりマニュアル通りにしゃべっているのと、自分の知る面白さを伝えようとしているのとでは、明らかな違いがありますね。
戦艦だの戦国時代だのといった展示物からして、大人をターゲットととしたものだろう、というのは想像できます。ボトルシップとか、Nゲージ鉄道模型のジオラマに凝った属性の人たちは完全にビンゴでしょう。
でも、私はプラモデルで戦争モノにハマった世代ではないかな。
なにせブロックで作っていたのは、中に反射鏡を仕込んで、メッセージやパラパラマンガを描いた紙をスクロールさせるタイプの「紙テープ映写機」 ((当時は「幻灯機」と呼んでいた記憶があります。)) とかだったので。
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