WordPress の勉強会、WordBench 東京の勉強会に行ってきました。例によって個人的メモです。というか、WordPress 2.8 変わりすぎですね。 🙂
WordPress 翻訳システム入門
Speaker: tenpura さん
WordPress が採用している国際化システム
- gettext 準拠のライブラリ (パッケージ内)
- 独自の国際化システム (オンライン)
- gettext … ソフトウェアの国際化のための開発ライブラリとツール群。
- プラグインヘッダの Description は po ファイルの翻訳が通らない。
- poedit … mo はテキスト、po はバイナリ
翻訳データ読み込みの流れ
- WPLANG を読む (wp-config.php)
- 対応する mo ファイルを読み込む
- 翻訳メモリー ($l10n) を生成
国際化システム (オンライン) の仕事
- 3カ所のソースをマージしてパッケージ生成
- kubrick の default テーマも国際化されている
- /*WP_I18N_XXX*/ で挟まれた部分の置換
2.8 で変わった点
- 今までになく大きく変わった
- msgctxt サポート … 同じ msgid でもコンテクストごとに訳を変えられるようになった
[code langauge=”php”]
msgctxt "adjective"
msgid "Pending"
msgstr "レビュー待ち"
[/code] - _x(), _nx() が追加。ほとんどの _c() は _x() に置き換え
[code language=”php”]
_c(‘Spam|adjjective’);
_x(‘Spam’,’adjective);
[/code] - _ngettext() → _n()
- _ngettexttop
2.8 以降の翻訳時の注意
- translators:xxx, msgtxt を見る。Poedit は msgctxt を表示してくれない (?)
- Poedit のキーワードを更新する。特に _x:2c,1
_x の使い方サンプル
id が同じなのに上書きされない。
[code language=”php”]
__(‘Pizza’, ‘pizza’);
_x(‘Pizza’, ‘adjective’, ‘pizza’);
_x(‘Pizza’, ‘verb’, ‘pizza’);
[/code]
Q&A
Q. WordPress 2.7.x 以前で _x() を使用したプラグインはどうなるのか。
A. 該当する関数がないのでエラーになる。
CMS として使う WordPress の○×
Speaker: 大曲 仁さん
現在の CMS 動向
- CMS を今後導入予定、と回答した企業は 13.6%。前年度比で 1.8% up
- 2009年 マイクロソフト CMS … 11.9%, オープンソース CMS 11.6%
- インターネット白書より
CMS としてみた WordPress の×
- ブログとしての限界 … 組織としての承認しながらの利用が困難
- 不具合が多い
- 10,000記事くらいでカテゴリ表示が体感できるほど遅くなり始める
どんなサイトに適しているのか
- 構築費用、承認なし、100ページ以内
- 中小企業向け CMS として最適
WordPress を使った CMS サイトの構成方法
- ページ機能をベースとして構成
- 投稿機能は最新情報、カテゴライズされる情報
- Classic テーマをベースにカスタマイズ
- ビジュアルエディタで見えない div タグの使用はレイアウト崩れの原因になる
後編につづく。
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