HD 動画性能の良さに、邪道に転びそうなパナソニック LUMIX DMC-GH1 (Part2)

4月24日発売のパナソニック LUMIX DMC-GH1 ですが、デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X2 の動画機能と比較してどうなのか。あと、「レフ」じゃないデジタル一眼カメラを、興味をひかれつつも何となく回避してしまいたくなる理由についてです。

LUMIX DMC-GH1 と EOS Kiss X3, ほか他社の動画機能つきカメラの比較

常時AF (オートフォーカス) でステレオ録音可能な時点で、お手軽に動画「も」撮れる一眼がほしいなら、 EOS Kiss X3 なんか忘れて DMC-GH1 買っとけ、というところでしょう。

フレームレートはフルサイズのサンプル動画見ないと分かりませんが、24fps あるなら、ベストではないにしてもあまり文句はありません。

AVCHD だから画質が優れているとか、そういう短絡的な話にはなりませんし、AVCHD (MPEG4 AVC/H.264) は PC 動画編集にとって劇薬並みに重いので、どっちもどっちという気がしますが、もう私 AVCHD な HDR-TG1 買っちゃったんで、 フル HD 動画は AVCHD に統一してくれたらうれしい、くれるよね、合わせろ、というところです。 🙂

EOS Kiss X3 と DMC-GH1 双方に気になる点は、仕様に表れてこない撮影時間の制限でしょうか。ニコン D90 では、内部温度がだんだん上がってくると、仕様上の連続撮影時間よりも短い時間で撮影が終了してしまうことがあるようです。そのようなおかしな制約がないことを祈ります。

ミラーレス構造のデジタル一眼は色モノなのか

FinePix S100FS

動画に関しては、脊髄反射で通販サイトでポチってしまいそうな DMC-GH1 ですが、やはり純粋なデジタル一眼レフカメラではない、というところが気にはなります。

以前、心の底から EOS Kiss X2 か D90 をテンビンにかけてどちらか買おうとしたことがあって、ヨドバシカメラに見に行き、店員と話し込んだことがあります。そのとき、ついでにこういうのもありますよと出てきたのが、確か富士フィルムの FinePix S100FS でした。

ファインダーをのぞいてみて、

「は…?」

3秒でこの機種は選択肢から落とし、すぐ EOS Kiss X2 と D90 の話題に戻りました。なぜかというと、てっきり光学ファインダーだと思ってのぞいたら液晶ファインダーで、解像度が荒く、カメラの動きに遅れて追従するような感じがあったからです。レンズも交換できないし何の魅力も感じませんでした。

どうせサイズのデカいカメラ買うなら、がっつり 300mm 程度まで対応可能な望遠レンズに交換可能なのがそれが男のど根性、モーターショーでも大活躍。そして光学ファインダーをのぞいたときのアナログかつシュールな匂いと、シャッター音もバシャッと小気味よくそれが一眼「レフ」カメラの魅力だろうと。

対して、液晶ファインダーでミラーレスなんて邪道。喝。

という一種の偏見的仮説が、私の頭の中にあるのも事実です。

一眼の世界で二大巨頭はやはりニコンとキャノンで、パナソニックはおそらく光学系の基本性能においてまだキャッチアップできていないでしょうし。

ううむ。何が言いたいかというと、やっぱり実物触りたいぞ DMC-GH1。