セキスイハイムの見学会、つづきです。ボックスラーメン構造の強さを実証するためにこんなことまで。
それではフリーフォールです
これはクレーンで吊り上げたユニットを地面に落として、変形したり破壊したりしないかを見せる実験です。5m で 3200ガル、阪神淡路大震災の 4倍に相当する加速度で地面にぶつかるのに匹敵するとのこと。
実験前、底辺の寸法が 4350mm x 4351mm であることを確認して吊り上げ。来場者が固唾をのんで見守る中、落下です。いや、そんなところから落としたら、下が芝生でも歪んだり、何が出るかな状態で転がって、ケガ人が出てしまうのでは、と思いますが…。この後どうなるのか、見たい人は現地へどうぞ。
ちなみにこの工場見学、実際に中を見学しているのは 1時間で、その後、ちゃんと人数分の弁当が出た後、上記のような落下、耐火、地震実験などを見学したりすることができます。
受け身の見学だけでは退屈しそうだな…と思っていたところに、ちゃんと体験コーナーがありました。
デイジーリベット。君は社員になれるか
壁はデイジーリベットという特殊なリベットで片側から止まっているそうです。
係員の方の許可を得て、もらってきました。
これ、見学会の会場で、希望者は自分で専用工具で取り付けてみることができます。取付け前はまっすぐなリベットなのですが、専用工具で壁穴に差して引っ張るとガシュッ! という圧搾空気らしき音がして、上がヒナギクの花のように広がり、押しても引いても抜けなくなります。ホッチキスが内側じゃなくて外側にエビぞったような感じなんですかね。
見学者が自分で留めてみることもでき、うまい人は 1秒の早業でガシュッと決めていましたが、私がやってみたところ…….セキスイハイムの従業員になるのは難しいようです
情報コンセントの配管までセキスイ独自仕様
珍しいパーツと聞いては、手に入れないと気が済まない性格が災いして、許可を得てこんなものまでいただいてきました。 🙂
これは、設備ブースのなかで NTT東日本が出展しているもので、電話線、LAN ケーブルの統合配管です。黄色と青、それぞれ CAT-5E 相当のケーブルとなっています。真ん中の黒いところは中空になっていて、光ファイバなど追加の配線をするときに空けてあるとのこと。
普通は CD管といって、中空の管だけ一本独立しているんだそうですが、こうやってセットで配管することで作業能率やあとのメンテ性がアップするそうで、これもセキスイハイム仕様なんだそうです。
工場では、ユニットの組立て時に配管まで済ませてあるそうですので、これが中に通っているということになりますね。
子供を飽きさせない工夫も
そのほか、Nire 的にヒット商品だったのがこれ、ソーラーメロディーキットです。連れ歩いている子供が飽きてきたら、工作コーナーに立ち寄って親子で作ってください、というわけ。
太陽電池パネルを使って、光があたるとメロディーが鳴る工作キットです。子供でも一応作れる簡単なもので、お持ち帰り可能です。
セキスイハイムは太陽光発電システムの導入も勧めていて、そのノベルティグッズなのですが、子供がこれを作ってみて、太陽光発電に興味を持ち…と持って行き方が結構うまいなと思いました 😕
工作コーナー付きの女性スタッフまでいましたし、これ以外に完全に預けることができる託児スタッフもいたりと、至れり尽くせりです。
一日仕事だが、盛りだくさんな内容
ということで、朝 9:10 に新宿に集合して、送迎バスが新宿に戻ってくるのが 17:00 前という、休日の一日仕事、お食事つきの見学会でした。
私が専門家ではないため、突っ込んで質問できませんでしたが、来場者の中には建築関係の俺ぁ工務店勤めで何十年風なオーラを放ち、タフな質問を浴びせている人もいました。でも「それについては責任者からお答えします」という感じでタライ回しせず、自分なりに回答していて、朴訥ながらも真摯な姿勢には好感が持てます。
なにより、帰りのバスが出発するときに、工場スタッフが一列に並んで「ありがとうございました!」と深々と頭を下げてくれるのが印象的でした。
見学会のお申込みはセキスイハイム公式サイトから。
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