朝から派手な青山宮の街頭パレードに出くわして、おまけに、巨大なご神体に目をつけられてしまった Nire の運命やいかに。
冷静になって神様の視線の先を見ると、黄色い祭壇があり、そばで何かを持って待っている人がいます。
タバコ…でしょうか? 神様本人ではなく、パレードについて歩いている人に渡していきます。
あごひげを生やした神様も、水戸黄門に似たお方もすべてここに立ち寄っては、お供え物を受け取っていきます。
行列の終盤になると、こんな 3体セットの神様もやってきます。
接近してきて、もりのような武器で祭壇に向かって一突き、そしてキメのポーズ。
交通部観光局のサイトによれば、青山宮は 1854年に建立された台湾の第三級遺跡で、霊安尊王が祀られているとのことで、おそらく写真に載っている霊安尊王を模しているのだと思われますが、そもそもどういう趣旨の祭典で台北の街のど真ん中に、日曜の朝っぱらから歩いているのかはよく分かりませんでした。
爆竹好きなのはなぜ?
最後にパンパン! と耳をつんざくような連続音がして、爆竹が大量に炸裂します。煙と残骸の多さが爆発の凄さを物語ります。
爆発と言えば、前日の晩食い倒れた士林夜市でも、突然公道ぞいで大量に打ち上げ花火を使用して騒々しい音を立てていました。
共通して思ったことは、爆竹と人の距離が近いことです。日本だと迷惑行為と見なされるか、イベントで使うにしても安全重視で、立ち入り禁止区域を作って爆発させようとしますが、台湾では公道、至近距離の通行人お構いなしです。 道行く人も、写真で分かる通り、「ああうるさい!」と耳は塞いでいますが、体が逃げません。日本のおめでとうクラッカーぐらいのフレンドリーさに見えます。
逆に遠巻きに見ているのは、私とホテルから出てきた日本人観光客だけでした 🙂
先日、中国国営中央テレビの新社屋が花火の不正使用で燃えた事件がありましたが、もともと中国台湾の人にとって、爆竹には悪霊を追い払う意味があるようです。でも全てをそれで理由づけられるかというと、基本的に爆竹花火による派手な演出が好きな国民性は明らかに感じます。
すっかり目が覚めたので、準備をして出かけることにしました。
つづく。
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