A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: 2枚貼り合わせA&Vフェスタで、不覚にも当選してしまったスピーカー親子工作教室。配布物の確認までは問題なく終わったのですが、工作教室の真のキビしさを体験することになります。 🙂

2枚と 2枚を貼り合わせても四角にはならない…んです

スピーカーボックス (エンクロージャー) を構成する木材は、すべてバラバラの板として提供されていて、木工用ボンドで貼り付けていきます。

ボンドが乾く時間を稼ぐために、全体像を説明する時間をとる前に、いきなり板 2枚を貼り合わせましょう…というところから始まるんです、これ。

背面 + 底面、天板 + 正面で 2枚 x 2セット、これで片チャンネル分です。

A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: 木工用ボンドを塗る木工用ボンドを塗るためにハケが提供されていて、確かにこれを使えば薄く均一に塗れるようになっています。が、あとでバラけなくて、かつ速く乾き、しかも箱の「外」には汚くはみ出さない分量というのがなかなかつかめません。

箱の内側に多少はみ出すのは、あとあと余分なボンドが補足分にもなるのでアリです、とのこと。外側にあたる部分にはみ出した場合は、ぞうきんできれいに拭き取っていきます。

日曜大工を最後にしたのはいつだっけ…と 🙂 ここで微妙にビハインド。

L字型に貼り合わせたパーツがそれぞれ大きさが違う のも最初、戸惑いました。4辺を囲うと長方形になり、密閉型ができるの? と思っていたのですが、ハズレ。

A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: 5枚貼り合わせ

スピーカー下部に低音を出すためのダクトを空けた、バスレフ型にしようとしているので、長方形にならないのです。

組合せ状態まで見せてもらって、なるほどバスレフ型スピーカーの断面ってそうなっているんだね! と納得した頃には、正面のお父さんに手順 1-2つぐらい差をつけられていました。 :mrgreen:

またこの素材、MDF という木材で、表裏の区別は特になく、キレイな方を好きに選んでくださいとのことでした。合板だと思ってくるくる見比べていた時代錯誤な私。

配線なら任せろ

次は、いよいよスピーカーと接続端子の取付けおよび結線です。

A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: 接続端子配線ですか。任せてください。何だったら私の担当はココだけで良いです。 🙂 板を貼っているときは妙に勢いがなかったのですが、ここで一気にペース復活。何、背面の配線端子はが通例? はいはい分かりました、という感じでサクサク進みます。キャビネット内部で線がよじれていないかに気をつける余裕も。

…といっても配線というほどややこしいものでもないので一瞬にして私の出番は終わり、再び木工の世界へ。

スピーカー自作でもっともシビアな一瞬

最後にスピーカー工作教室でもっともリスキーな作業が待っています。スピーカーのネジ止めです。木ネジで 4隅を固定すれば良いんですが、ここで先生からの怖い一言が。

A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: スピーカーの固定「スピーカーに穴を空けないように、手でスピーカーを覆って、守ってください」

MDF の表面に木ネジを刺すとき、ドライバーで上からぐりぐり回します。結構な力が必要なため、うっかりドライバーの先端がすべって、スピーカーのコーン紙にぶすっと刺さってしまう恐れがあり、やってしまうと残念ながらもう一個お買い上げ、とのこと。 :mrgreen:

自作スピーカー完成

ということで、なんだかんだでどうにかネジをすべて締め終わり、完成です!

A&Vフェスタ2009: スピーカー親子工作教室: 完成品

感動するのが、この後会場にアンプがちゃあんと用意されており、スピーカーを作ったその場で視聴できるのです。自分でコイル巻いたわけではないので (まだ言っている)、鳴るのは当たり前とはいえ、ボリュームを回していき、始めて音が出たときの気分は格別ですよ。

ただの親子とは思えねぇ

この教室、抽選に受かって参加していた 9組もただならぬオーラを発していましたが、またスピーカー作るのが速いこと。教室自体は 90分枠なのですが、Nire さんチームが大騒ぎして完成させたのが 1時間。速い組はすでに視聴まですませて帰ってしまっていました。前日と比べても平均して速かったようです。

そもそも、抽選に来ていた人の中には「スピーカーなんていつも作っとるから今さら作らんでも」と公言してはばからないお爺さんもいて、そもそも客層からして百戦錬磨のようです。その実力、しかと見せていただきました。 🙂

動画で見るスピーカー親子工作教室

スピーカーを自宅で視聴してみた後日談は後回しにして、教室の様子をかいつまんで動画でご覧いただきましょう。