ナルワントツアーの見どころは忠烈祠でおしまいですが、その後夜のオプションツアーなるものがあり、士林夜市に連れて行ってもらいました。これがまた新鮮な驚きの連続です。
あなたは 1時間で帰れるか
正確に言うと、このオプショナルツアー、まず小籠包の有名なお店に連れて行ってくれた後、士林というところにバスで全員行って、夜 20:00 まえの知らない町なのに、この MRT 剣潭駅前交差点からいきなり自由行動というツアーなのです。
バスが 1時間後に迎えに来ますが、それには乗らなくてもよし。乗らないことにした人は、各自好きな交通機関でホテルに帰ってこい、という仕様になっています。
随分いい加減なツアーに思えますが 🙂 、ガイドの説明によると、士林夜市には向き不向きがあると。楽しさのあまり 1時間程度じゃ帰る気にならない、朝までいましたという人と、にぎやかな場所は苦手でさっさと帰りたいという人に分かれるため、おおまかに「バス希望」「バス不要」「わからない」の選択肢だけ客に尋ねてカウントしておき、各自にお任せしているようです。
車内では「わからない」と答えた客が大半のようでしたが、おっかなびっくり車道沿いにまず歩いてみました。
通り一本入ると台湾度アップ
ミスタードーナツ大好きらしく、店舗の前で座って買い食いしている人。振り返るとスクーターの大量駐車。遠くをみるともう車やら人やらごちゃごちゃで訳がわかりません。
この辺までであれば、看板が見慣れないだけで、全体に新宿や渋谷あたりとよく似ているように見えますね。しかし、通り一本はいると、一気に台湾ナイズされて熱気がアップします。
日本の夜店と似ているようで違う
夜市というと、一瞬いかがわしい店の歓楽街だと受け取る人もいそうですが、そうではありません。一言で言うと「マイクロ屋台」。町並みは上野のアメ横と渋谷を足して2で割ったような感じだと思ってください。で、道沿いにところ狭しと飲食と衣料品の店が軒を連ねていたり、道の真ん中で店出していたり。そこを、年中初詣状態、想像を絶する人が練り歩いているわけです。
屋台、というと日本では、「たこ焼き」「とうもろこし」「わたあめ」といった横断幕が掛かっていて、お店の人は腰をかがめて顔出して注文を聞き、そして小間の出店面積はどれでも幅 1.1m-2m ぐらいの幅でなんとなく統一感があります。
士林夜市の場合はもっと統一感がなくて、日本とほぼ同サイズのものから、小さいものでは幅 1m ぐらいのミニ屋台にいたるまで、とにかく思い思いの場所にびっしりと出店していて、時間によって公道のそばにいた屋台がいきなり移動を始めたりします。
動画で見る士林夜市
では街の雑踏と、移動屋台を動画でご覧いただきましょう。
私は食い気優先なので、俄然、飲食屋台のほうに吸い寄せられていきました。 🙂
次回、おすすめの屋台シリーズです。
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