Sony VAIO type P のレビュー、さらに続きです。結局買いなのかもまとめてみました。
動画再生機能はなめらかだが起動が…
動画再生に強いのも VAIO type P のウリの一つです。インテルのチップセット US15W (コードネーム: Poulsbo) を搭載しているため、チップセット内蔵の動画再生支援機能が使えるからです。
ショールームで、サンプル動画をいくつか見せてもらいました。
映画のティザーをここに載せるのも問題があるので、ソニーの CM ムービーファイル (wmv 形式) をエクスプローラから開き、再生し終わるまでを録画してみました。咳払いは私ではありませんよ 🙂
再生自体にはコマ落ちなどの不備はなく、なめらかに再生できます。しかしプレイヤーが起動するまでに 14秒と、非常に時間がかかっています。ちなみに SSD 搭載モデルでのテストです。起動時間はいつも同じというわけではなく、同じファイルを 2回目に開く際は 3秒程度と大幅に短縮されましたが、起動後初めてのファイルを開く際は 10秒前後かかるケースが見受けられました。
ソニーと言えば HD 画質ビデオカメラの規格として AVCHD をパナソニックと提唱したメーカーですが、ハンディカムで撮影した AVCHD 規格準拠の動画ファイルを type P に入れて再生することもできるようです。
薄くて軽量、HD 動画が再生できる type P は買いか
全体に、WILLCOM D4 と同じような CPU / チップセット / OS で性能差はそんなにないはずなのに、かなり魅力的な製品のように思えます。ジーンズのお尻に無理矢理 VAIO を突っ込む 1枚の画像でユーザーの目を釘付けにし、ブランディングに成功しているからでもあります。 🙂
本革製キャリングカバーや、本体と色を合わせたキャリングポーチとのセットもそそられるものがあります。
HDR-TG1 を持っている私としては、動画再生に強いのは、メモリスティックが直接差せることも相まって非常に大きなアドバンテージになりそうです。起動は遅いですが。
台湾に行ったときは HDR-TG1 + Eee PC 901-X という構成でしたが、出先でするべきことは、1日に取った動画を、メモリスティックより安価な SD メモリにバックアップすることです。百歩譲ってプレゼン用途だったとして、HDR-TG1 自体がアナログでも HDMI でも単体で出力できるため、出先での PC 再生まではあまり期待していなかったりします。
1.1kg の Eee PC 901-X は、塵も積もれば、軽量パーツも集めれば重くなる旅行の手荷物のなかで、かなりのズッシリ感があることは否めません。しかし昨年の 7月11日に Eee PC 901-X が出てから怒濤の勢いでここまでミニノート / ネットブック / UMPC の発売ラッシュであることを考えると、Atom Z530/540 + US15W (Poulsbo) チップセットの Eee PC が 5万円前後の価格帯で出てくるのも時間の問題のような気がしますが、どうでしょうか。
判定: Eee PC 持ちじゃなかったら間違いなく買っていた。買い換えるかというと微妙。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。