発売日に入手できてしまいました。そう、Apple の最新 iPhone X です。
予約は Apple Store アプリで、Apple Pay が最強、というのが定説ですよね。
それが、今回はものの見事にくつがえされました。
動画がいい人は Youtube もありますよ。
このブログではもう少し詳しく書いてみました。
初年の iPhone 7 Plus では 1週間でも負けだった
昨年の話からいくと、2016年に iPhone 7 Plus を入手しようとして、仕事のミーティングから開放されて Apple Store で予約したのは 9月9日 19時頃、つまり予約開始の 3時間後ぐらいだったのですが、この時本体が実際に入手できたのは 1週間後でした。
その悔しさもあり、今回の iPhone X 予約開始日 2017年10月27日は、当日、Slack の @ メンションでサーバ監視 bot か人から呼ばれなければ (苦笑)、16時1分から予約してやろうと待ち構えていましたと。
Apple Store での送付先住所、Apple Pay の設定など、イザというときに最少ストローク数で予約完了できるように準備して完璧! さらに Softbank サイトも開いて、Apple Store と並行して予約できるならしようと待っていました。実にどこからでも来なさい状態で 16時1分を迎えた…のですが。
「特別なもの」が届かない
の画面からまったく進めません。16時3分, 16時4分。変わらず。あれ、予約開始が遅れている?
一方 Softbank サイトも、サイト自体は CDN で保護されているでしょうから、予約ページの入口で機種選択まではできるのですが、その後の個人情報入力画面に進むことができません。
ちなみに iPhone / iPad の回線は Y!mobile で、いわゆる格安 SIM の中では最速の部類に入ります。入るはずだ。2台とも同社の SIM を差してあり、iPad もテザリングを使わずに独立して LTE にアクセスできます。
「特別なものが」画面をただ見ていてもリロードされないのかもしれないと思い、Apple Store アプリを再起動してみますが、何も変化がありません。困った。
結局、16時11分ごろに唐突に Apple Store にアクセスできるようになりました。それも iPad だけで、iPhone は依然として「特別なもの」画面のまま。同じ通信キャリアでも差があるようです。もしくは、たまたま私が Apple.com の CDN でつかんだエッジサーバがハズレだっただけかもしれません。
雲がきれた瞬間にすべてが終わっていた
果たして iPad で予約を完了した瞬間には、入荷は 4-5週間後となっていて
いや、16時1分から買う意志があった客としては納得の行かない気持ちのまま、ご注文の確認メールが来たのが 16時16分でした。
入荷日、11月30日〜12月06日…….。発売開始のほぼ 1ヶ月後です。
なかば呆然としつつも、そういえばキャリアを Softbank に戻すことも検討していたので、Apple Store での予約完了後にダメ押しで Softbank サイトに行ったら、こちらも最初のラッシュからサーバが回復していたらしく、何の問題もなくつるっとアクセスできてしまったので、まあ今から申し込んでもキビしいだろう…と思いつつ、こちらも予約完了。16時28分。
ソフトバンクの店員さんとなぜか意気投合
開始してから 27分後ということで、発売日は絶望的だろう…と思っていたら、ソフトバンクから予約当日、会社から帰ろうとして渋谷駅前に来たところで電話がかかってきました。iPhone X が当日届いて、そこから料金プランの相談や手続きを話しているとお時間がかかるので、事前に一度ご来店になりませんかと。
あまり気は進まなかったのですが、実際に 1回来店して、
Nirecom「お電話でお話したとおりで、速く入荷しないものには一文の価値もないので、Apple Store から先に入荷したら、そちらに行きますよー」
店員「はい、それは問題ございません。入荷の台数がどれくらいになるかも、私どももギリギリになるまで分かりませんし…」
と話しつつ、ソフトバンクの最近の料金プラン体系をいろいろ質問して48回払いで顧客を囲い込むようにうまくできてるんだねぇなどなどと話している中で、
店員「ご家族もソフトバンクに同時に乗り換えられると、お安くなると思いますよ」
Nirecom「家族からみてソフトバンクのイメージ良くないから、ムリだと思うよ? (爆笑)」
店員「(爆笑) ちなみにどうしてイメージよくないんです?」
Nirecom「ああ、ぶっちゃけトーク過ぎてゴメンねー。(笑) 家族の行動範囲で、地下で電波入らなかったりするみたいなんだわ。俺は Y!mobile 使っていて、親のソフトバンクの回線品質、最近は結構いいのは知ってるんだけどねー。」
店員「ああなるほどー」
というノリで、寝不足で遠慮もへったくれもない Nirecom が逆に店員さんのハートをつかんだのかは知りません 🙂
そして前日に大番狂わせは起きる
おそらく店員も Nirecom も、誰も想像しないような大番狂わせがおきました。
発売前夜の 11月2日に、やはり仕事上の VIP に会って帰る途中で電話がかかってきました。
店員「あっニレさんでいらっしゃいますか。ご注文いただいた iPhone X 256GB スペースグレイですが、明日入荷することになりました」
Nirecom「はっ!??? 明日ですか?」
ソフトバンクで契約するためには、まず現在の Y!mobile から MNP で転出しないといけません。
Y!mobile とソフトバンクは同一グループなので、ワイモバイルからソフトバンクへの番号移行プログラムが使用でき、ソフトバンク移行後の通信料金が、月々税抜き 1,000円 x 24回の 24,000円安くなり、かつ移行時の契約解除料や新規契約事務手数料もかからないなど、優遇措置があります。
ところが同プログラムが適用されるには、Y!mobile 1年縛りがあり、私の場合は 11月21日まで待たないとダメなのです。
ソフトバンク代理店の店員いわく、
「今回の場合、iPhone X をお取り置きさせていただきますので、Y!mobile で 11月21日まで待っていただいて、その後ご来店いただいて受け取ることも可能です」
と、品薄の iPhone X にしては大幅なオファーを提示してきました。
誰かが仕組んだ運命のいたずらだろう
その後、至急いろいろ調べて悩みはしました。2時間だけですが 🙂
速く入荷しないものに価値はないと店員に言い切ったのは嘘ではないと。仁礼家で誕生日プレゼントに間に合わせるのはムリだったねぇという会話もしたと。
誰しもがムリだと思っていたものが、入ってきたと。おそらくその実態は、
- 国内は初日 1.5万台程度しか入らないとウワサされた絶望的な状況から、Apple が追い上げて生産台数をキャッチアップからなんだろうし、
- 逆に Apple がそう劇場的に演出したのかもしれないし
- ソフトバンクが顧客を囲い込もうとキャリア分割り当てを確保した努力がありきだろうし、
- 代理店の店員が、ああこの客なら口は悪いが結果出せば買いそうだと在庫を確保してくれたのかもしれないし、
どれも想像の域を出ないのですが 🙂 ちょっとした運命のいたずらでそうなった流れにはもう行くしか無いですよねと。
ということで、11月3日に無事に入手しました。iPhone X。
入荷台数は、その代理店 1店舗に入ってきたのが初日に 20台。予約数は 200だったそうです。
隣で iPhone X をやはり買いに来たカップルは、
「オレたち開始 4分で急いで申し込んで当日だからなあ、良かったなあ」
と興奮を隠せない様子。その頃、隣の客は 28分後に、しかも Apple Store の後にフラッと予約しただけなんだということは、墓場まで持っていこうと思います。
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