いかん、なんとか今月中に書いておかねば。
8月上旬に行われた、全東京写真連盟の公開審査 + 2016年下期表彰式に行ってきました。
一気に金銀銅が決まる公開審査
午前中の公開審査は、6月に撮影された 2回分の撮影会の提出分が対象です。
まずは飛鳥山公園撮影会。
会員が腕組みして見守る中、応募作品が 1人分ずつ封筒から取り出されては、審査員の後藤孝之先生に渡されていきます。見るスピードは 3人の先生の中では一番速いんじゃないでしょうか。ほぼ初見の感覚でパッと選んでいきます。
基本的に 1人あたり 1枚ずつピックアップされていきます。中には提出作品が全滅という結末の方も。
仁礼の応募分が場に出ないなと思ったら、大トリでした。
そして本人的に意外な作品が 1枚、生き残ります。一部からも「おおーそれか」という反応。
一次選抜を生き残った作品が並べられて、ここから金銀銅、入選 5点、佳作 10点が選ばれていきます。
今回はすべてが並べられた時点で、先生の正面に私の作品が。
金銀銅を選ぶところまで、ほぼ一直線で決まりました。
飛鳥山公園撮影会 銅賞「クロッシング」
某役員さんの設定ですね。飛鳥山公園、はっきり言ってモデル撮影に適した場所は限られているので、思いきって敷地外周のスロープにモデルさんを立たせて、都電荒川線を背景に撮影していました。
この通路、相当狭くて、カメラマンがベストショットを求めて横一列に密集。
そこに、後から駆けつけて隙間からしれっと撮った 1枚です。知り合いの常連カメラマンから
「あーその 1枚で入賞だな…」
と冷やかされましたが、本当に入賞してしまいました 🙂
撮影のタイミング的にはとてもシビアでした。
電車の通る瞬間は限られているし、赤信号になったら一般車が電車の手前に停車。絵的には台無しです。
スロープに一般の方が現れたら、通過してしまうまで待機です。
たまたまこの時は、荒川線が歩行者の横断か何かでスローダウンして、絶好の隙を作ってくれた気がします。信号が黄色の瞬間を撮ることができました。
審査時の先生の講評は、
- 全体にコントラストは低いが、
- 後ろが荒川線とぎりぎり分かる程度にコントロールされていて良い。(これ以上電車が目立ちすぎてもモデルの鑑賞をさまたげる)
というものでした。仕込んだ要素は確かに色々ありますが、狙いが伝わって良かったと思います。
選んでいただいてありがとうございました。
どっちの路線がいいですか?
意外と書きましたが、同時に応募したうちの 1枚はこれ。
実は…..こっちが仁礼的にはイチオシでした。
皆さんはどっちが好きですか?
水元花菖蒲ゆかた撮影会
つづいて水元公園撮影会の分です。浴衣は、仁礼的になかなか入賞しないんだよねぇ。
並べられた時点で、真ん中に私の作品があるにはありますが、飛鳥山公園の作品と扱いが全然違います。結局、佳作にすら選ばれず終了。
水元公園撮影会 2回戦落ち「理想郷」
この路線は、一次には選ばれるが賞には残らないと (苦笑)
花菖蒲撮影会は制約が多い
たまには 🙂 真面目な話で、いつも思っている花菖蒲撮影の難しさを列挙しておきます。
- 「花菖蒲」撮影会なので、基本は菖蒲を背景にしたい
- 菖蒲は、モデルのいる通路より 1m ほど「低い」レベルに植えられている↓↓
- 水平方向→→に撮ると、遠くの通路に人が歩いている
- よって、俯角でうつむき気味に菖蒲をいれて撮るか、モデルのどアップが増える (去年の入賞作品参照)
- 下を入れ過ぎると、足元に張られたロープにつかまる (…)
- 浴衣のときはポージングも限られるので、絵柄での差別化が難しい
撮影可能な範囲も減りつつあり、菖蒲で囲まれた行き止まりランウェイ部分での撮影も、今年から不可になったハズです。
一般客は最優先にするとして、撮影位置が選べるとか、紫陽花でも OK にするなり、公園のよさが伝わる池のほとりでもアリにするとか、菖蒲だけにこだわらない自由度がほしいですね。受賞作品が公園の PR に使えるとか、win-win の作り方はあると思います。
次回は表彰について。
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