ニコンのナノクリ単焦点 + 大三元レンズを試用してみる Part2

ニコン D800 用にナノクリスタルレンズを試用してみた編、続きです。花と人物で比較してみます。単焦点の方がスゴい結果を叩き出すだろうと思っていたら、意外な結果に。

比較その2: 花

生花はありませんので、ブース内にある造花を借りてきました。

レンズ: AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
絞り値 左: F1.4 (開放) 右: F5.6

レンズ: AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

レンズ: AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

造花の写真はちょっとあてが外れました。単焦点なのに、絞り開放で撮ってみても、思ったより魅力的に写らないのです。デジタルすぎるのかもしれませんが、メルヘンチックな味のある写真を期待していたのが、イメージが違いました。

ニコンプラザさん、単焦点買わせようと思ったら、もっといい造花か生花おいといてください 🙂

比較その3: 人物

ニコンプラザ内の他のお客さんを撮るわけにもいかないので、やおら

仁礼: 「モデルになってもらってはだめですか?」
店員 (女性): 「いえ、それはちょっと…。私がお客さまを撮影して差し上げるのであれば…。」

ということで、お前が出てくんな 👿 と言われそうですが、やむを得ず人物作例のネタになりました。

レンズ: AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

レンズ: AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

レンズ: AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

24mm, 28mm は写実的すぎる印象があります。それなりに味はあるんですが。

個人的な好みでいえば 85mm が、柔らかみがあって良いですね。望遠寄りレンズの方が被写界深度が浅く、ボケ味が出ているからでもありますが。ポートレート用として選ばれるのもわかる気がします。

単焦点は後回しにしていい気がする

というわけで、ウデとか撮影条件もありつつも、画像をディスプレイで見た初めての感想は単焦点は後回しでもいいんじゃないかと。

AF-S NIKKOR 24-70mm ED f/2.8G は開放でも素晴らしい描画力があり、SWM ((Silent Wave Motor: 超音波モーター)) による素早いオートフォーカスは特筆モノです。単焦点レンズ系より素早い気がします。

AF-S NIKKOR 70-200mm ED f/2.8G VR II も正直欲しいと思いました。もともと望遠野郎なので、ほーらズーム画像がこんなにはっきりしているカメラは理想です。

うーむ。大三元たる所以 (ゆえん) を魅せつけられた、というのが、ざっと試してみた結論。いきなり単焦点買うより、自分が常用する焦点距離をナノクリでカバーすることだろう、でした。

というわけで、もともとの仁礼のレンズ沼ロードマップは

• (既存) AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
• + (購入) 勝負用の単焦点ナノクリ

でしたが、非ナノクリズームレンズを売って、ナノクリズーム x 2 を買おうという、何だかありきたりの結論に落ち着いたのでした。

• – (売却) AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
• + (購入) AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED … 常用、風景、スナップ用
• + (購入) AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII … モデル撮影用

ズーム区間は 28-300mm から 24-200mm となり、望遠側がやや不足しますが、いきなり鳥とか F1 カーとか撮りたいわけではなく、モデル撮影に使えれば良いわけです。実際の自分のモデル撮影写真を見ても、50-160mm ぐらいの焦点距離が多いので、必要十分かなと。

そして実は……

たまたま知人の紹介で、割と安く購入できるチャンスがあったので、大三元のうちの 2本を買ってしまいました。今では反省しています。

さすがに 2つ同時に買ったお客さまはいませんね…と店員の方の顔が引きつっていました 🙂

次回はナノクリレンズ装備で、銀座に実習にいきました編です。
つづく。