初代 iPad と新しい iPad (第3世代) を並べて比較してみました。

電車の中で、対面に座っている人に「あっ今年出た 2012年モデルの iPad だ!」と思われて自慢できるか、「フーン、また風呂オケのフタつけた iPad 使っている人がいるな」と思われただけで終わるのか。

まず液晶パネル面と裏面です。初代が幅 189.7mm x 高さ 242.8mm、3代目が幅 185.7mm x 高さ 241.2mm で、ほとんど変わりません。

左側が初代 iPad、右側が新しい iPad (第3世代) です。

初代のほうが、背面に丸みを帯びていて、持った感じも初代のほうがややモッサリした感じです。ロゴも iPad で変わらず。Apple のリンゴが両側かじられているような遊びを期待したんですが、無理でした。

重ねてみて、周囲のインターフェースと厚さを比べてみましょう。

上面はヘッドホン端子と、電源ボタン。上側が初代 iPad、下側が新しい iPad (第3世代) です。

厚みは初代 13.4mm, 第3世代 9.4mm で、物理的な厚みは 4mm しか違わないのに、かなり印象は違って見えます。初代 ipad がボタンの取り付け位置が平面で、厚ぼったく出っ張っているように見えるからでしょう。

電源スイッチを押すときに、本体側面が斜めっていると押しづらいのでは? という気もしますが、そうでもありません。普通に押せます。

右側に「消音」兼「画面の向きをロック」 ((どちらの機能を割り当てるかは、設定画面で選択)) ボタンと、音量ボタン。これまた、ボタンの「押し味」もほぼ同じです。

底面は通信端子と、右側にスピーカー。右側によっているせいで、本体から音を鳴らした場合は、右のほうから偏って聞こえます。

電源を切ったら見た目では区別がつかない

ということで、結局 iPad の初代と第3世代とでは、印象的に薄く見えるようになった、というだけで大した違いはありませんでした。

同一ブランドの売れ筋の腕時計が、そうそう見た目がドラスティックに変わらないように、iPad も残り 1% の完成度を上げていくために、小改良を続けていくフェーズに入ったのかもしれませんね。

実は日曜、Nire.Com テストチームに初代を明け渡すつもりだったので、慌てて比較写真を撮ってみました。

つづく。