有償版 Google Apps for Business を使用するか決定するために、Nire 的に決め手となる Postini サービスと、サポートを試してみることにしました。ところが、Postini サービスの有効化中にユーザーの追加削除をしようとすると…。
1つ目の管理者アカウントはよく考えたほうがいい
Google Apps for Business は試用を開始するとき、最初に管理者用アカウントを 1つ登録する必要があります。
未知のシステムで、自分の本名アカウント (ここでは user1@example.com とします) をいきなり管理者アカウントとするのは抵抗があります。初めてのアカウントでは、アカウントに紐づいた設定を色々いじり倒す可能性が高く、落ち着くまでは本気アカウントをそういうダーティーな状態に置きたくないと。
ということで、ここは無難に管理者を表す名前 admin@example.com としてみました。
これがあとあと問題になるのですが…..。
Postini はサービスの有効化が必要
Google Apps 管理者画面に入り、セットアップウィザードに行くと、Gmail は Postini 経由にするか、Google サーバーで直接受けるか、もしくはべつのサーバを使うかの三者択一であることが分かります。
Nire の場合は、ウィルスチェックと Spam 処理を強力にしてほしいので Postini を選びます。
Postini を利用するためには、ダッシュボードから Postini サービスを追加し、かつ Postini サービスの有効化が必要なことが分かります。
Postini サービスを追加してみたところ、
サービスを登録中です。完了までに 1 時間程度かかることがあります。
やはり Google サーバとは別サービスなので、時間がかかるんですかね。
Google Apps は「メールボックスの数」に対して課金される
待っている時間がもったいないので、Nire 本人のユーザーアカウントを 1つ、仁礼家アートチームのアカウントを 1つ新規登録します。
これでアカウントは 3つになりました。
admin@example.com
user1@example.com
user2@example.com
おや? よくよく考えたら、Google Apps for Business はアカウントの数に対して課金されます。
アカウント数 | 年額 |
---|---|
1 | 6,000円 |
2 | 12,000円 |
3 | 18,000円 |
と、ここで Nire.Com ファイナンス担当から、admin@example.com も込みのアカウント数では年額が高すぎる、という難色が…。
別に admin@example.com で誰かが独自にメールを受け取りたいわけではなく、メールボックスをもつ実体アカウント user1@example.com のエイリアス (別名) としておき、admin 宛も user1 宛も、どっちも 1つのメールボックスに配送してね、が通常の運用で、Google Apps は「ニックネーム」として設定できます。
これなら課金されるアカウントは
user1@example.com (ニックネーム: admin@example.com)
user2@example.com
の 2つだけで済むわけです。
ということで、初期アカウント admin@example.com もういらないよね、と削除しようとすると….「Postini の管理メールアドレスとして登録されているため、できない」という趣旨のエラーが表示され、削除できません….!
おっとこれはどうしたものか…..。
つづく。
今回のおまけ。
Google の提供するサービスのスクリーンショットは、Google 使用許諾に従い、改変せずに使用するのであれば許されていることを確認しておきます。以前 Google に申請したときは、 Google ロゴがスクリーンショットに含まれているのは NG でした。
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