2019年11月2日にベルサール新宿で行われた WordCamp Tokyo 2019 の撮影班としてひさびさに参加してきました。
WordCamp は WordPress 関連のプレゼンテーションと企業ブースで出展する、各地域で年1回行われるイベントです。
企業ブースは商業ベースで参加するのですが、昔から会場スタッフは基本的にボランティアで成り立っています。
そのスタッフに前回撮影班として 2013年に参加、それ以降はたまに来場客として参加するにとどまっていました。
5年ぶりに何が一番驚いたって、撮影会場の分担が決まっていることです(笑)。エッと思うかもしれませんが、いやいや当日集まって、セッション開始 15分前にバタバタ決めていたんですよ 5年前は。
それが、今回は Google document で 7ページにもおよぶ大変しっかりしたドキュメントが用意され、撮影部屋の割当て、アップロード先のフォルダの仕分け方、開催テーマに合わせた色味、はては提出する jpg ファイルのメタデータ (IPTC の各項目) まで決まっているという統率っぷり。
事前のブリーフィングには仕事で結局、全然参加できませんでしたが、ここまで決まっていれば、もう行って淡々と撮って、空き時間でセッションを聴講するかね…とすっかり隠居の気分で行ってみたのですが、フタを開けると予想外の出来事が待ってました。
会場ではバタバタと準備が始まっていました。
カメラを持っているそれらしい人に声をかけてみると、果たしてその人が同じ部屋 (ルームEF) を担当する山口さんだった…までは良いのですが、
山口氏「われわれはスポンサーブース担当なんですよ」
Nirecom「えっ!?」
ルームEF はプレゼンセッションの会場の一つだと思っていた Nirecom。実は昨年まで、の入り口に入ってすぐのホールに企業ブースが出展していたのですが
今年から企業ブース全体をルームの中に入れた、それがルーム EF のようなのです。出展企業の数は年々増えており、なんと今年は 34ブース。
他のブースからも撮りに来ることはあるとはいえ、この企業の数を実質 2人で分担という重労働が待っていました。しかもスポンサーですから、すべてのスポンサーを押さえなくてはならない、しかも広報画像として使うために、現像した写真画像の提出締切が、WordCamp 翌日というタイトっぷりです。
これなんて仕事? いやボランティアだったっけ? いやー父さん参りましたわ。
午前と午後に、来場者の希望者を集めてすべての企業を回るツアーが開催されるそうで
それに随行して全企業ブースの写真を押さえてほしいとのこと。
おいおい、どんどんハードルが上がりますよ。
しかも 11:20 と 14:40 の 2回あって、実質 1時間 x 2回という超ハードなほとんど仕事とも言える撮影でした。全然セッションを聴講するヒマは残されていないという。
ルームEF は決して狭い部屋ではないのですが、出展企業数が増えたためか、ものすごい賑わいで、流暢に距離をとって後ろからカメラを構えている余裕はなく、上から撮ったりいろいろ工夫します。
午前中の Paypal ブース。知り合いと話しているときの自然な笑顔から静かにスタート。
外資系の金融機関ホームページにありそうな絵。
午後になると人が混んできて、どの企業も説明に熱が入ります。
Shifter ブース。ブースにある小道具まで駆使して説明。
FirstElement ブース。熱意で語りかけます。
コミュニティコムブース。端正に説明してます感。
一番ノリがよかった Web 解析士ブース。
「あっなんか撮ってるー!」「はいそれいただき!」
SnowMonkey ブース。エンジニア説明してます感。
にぎわっている会場感と、お客さんとのやり取りを撮ってほしい、というのが注文なので、引きの写真も適宜入れていきます。
今回の企業ブース撮影で、一番自信作なのはこの 1枚ですかね。GoDaddy ブース。
ブースごとに、企業名のついた小さいタペストリーが置いてあるのですが、立っている状態で動きがほしい、目線の高さに企業名を持ってきたいので、とっさにこれ持って! (Could you take this one?) と英語で。
さくらインターネットさんで、同じことをお願いしてみます。
若干、オレに何させるんねん感が出てしまいました。ご協力ありがとうございます。
ポートレート撮影と勝手のちがうブース撮影
ということで、普段ポートレートをメインで撮っている Nirecom のブース撮影挑戦編でしたが、いかがでしょうか。
まあとにかく背景を整理したくても、人が多くて難しかったり、逆に撮影意図としてにぎわっている様子を撮りたいので、引きの絵で熱心に聞き入っている様子を押さえる必要もあります。
コツとしては結婚式カメラマンの撮影に近いですね。
記念写真。ブースツアーの説明は去年もされたそうで、やはり自分自身はセッションを見る暇がなくて、結局動画で観たそうです。
あ、カメラは撮ってくれた Yuuri さんと交換してます。
企業ブースは拘束時間も長く負担が大きいので、来年からはブースツアーの撮影担当も、説明担当を午前午後で分担するなど、散らせると良いですね。
WordCamp Tokyo シリーズまだ続きます。
0件のコメント
2 件のピンバック