JIS 配列がやはり、な件 – iPad Pro 10.5 Smart Keyboard

iPad Pro 10.5 インチ Smart Keyboard (JIS) 開封の儀 + 9.7インチ US 配列の違いが、戦乱を呼ぶ…!

アップルは WWDC (World Wide Developers Conference) というイベントを毎年開催しています。本来は開発者向けのカンファレンスで、発表される内容もソフトウェアが多いのです。それが今年 WWDC 2017 では一気にハードウェアの新製品が発表されました。

その一つが iPad Pro 10.5 インチモデル。従来の標準サイズに位置づけられているのは 9.7 インチですが、それを縦 10.5mm x 幅 4.6mm 若干大きくしたのが 10.5 インチモデルです。

物理的なサイズが違うため、アクセサリのサイズも新たに 10.5 インチ用がラインナップされたらしく。iPad のカバー兼キーボードである Smart Keyboard も、10.5 インチ用が発売されました。しかも今回は JIS 配列つまり日本語配列も選べるようになりました。

今まで iPad Pro 9.7 + Smart Keyboard を使用して、それなりに短文で済むようなチャット / メールぐらいであれば使えてはいました。

今回 WWDC での発表翌日に iPad Pro 10.5 インチをポチってしまった仁礼は、一瞬 9.5 インチ用 Smart Keyboard が使えないものか迷いました。

でもよく考えたらサイズも違う iPad で、フタも兼ねているんだからサイズも違うでしょと。違う配列も試してみるかってことで、ということで仕方なく Smart Keyboard も新調することにしたわけです。

ちなみに仁礼自身は、US / JIS 配列どちらでも OK です。記号の位置が違いますが、そこは脳内補完します。 🙂

さらにかな入力メインです。ローマ字入力も対応可能ですが、かな入力の方が明らかに速いですね。

iPad Pro 10.5 インチは 3営業日かかるのに、Smart Keyboard は 1営業日かかるという Apple 新製品はアクセサリが先に届く法則。

ということで、届きました。
開封前の状態。

製品ケースを空けたところ。

10.5 インチ版の上に 9.7 インチ版を並べてみました。

大きさの違いが今ひとつ分からないので、上下に重ねてみます。iPad 本体は縦 10.5mm x 幅 4.6mm 大きいだけですが、その差はかなり大きく見えます。

10.5 インチと 9.7 インチのキーボード面の比較。

そうか。

すぐ目につくのは、セミコロン、アットマーク “@”、中大カッコ “{” “}” “[” “]”、かなで言うと「け」「む」「ほ」「へ」といった、右端の記号エリアのキートップが幅を詰められていることです。

これな。小型キーボード、UMPC 系であるあるですよね。持ち運びの利便性のため、ある程度は犠牲になるところです。

人間様が機械のドレイになって、右手の小指エリアを打とうとする時は、一種「急ブレーキ」をかけて、キーピッチの狭さを意識して打つしかないってことです。そして慣れると、普通のキーボードが打てなくなるアカンやつですね。

左手の Ctrl / Caps 等も幅が若干詰まっていますが、こっちは SHIFT キーを押す時に若干窮屈な感じがするぐらいでしょう。

アルファベット部分のキーピッチは、まず見た目変わらないように見えます。

12インチ Smart Keyboard の画像も見てみましたが、こちらはキー幅の詰めは無さそう。さすがにキーボードに合わせて iPad Pro 12インチを持ち歩く気はしないので、ある程度タイピングの不便は良しとせねば、でしょうか。

それより最大の関心事は、この 10.5インチ Smart Keyboard で日本語入力モードにどうやって入るかですね。

Smart Keyboard に必ず装備されている「地球儀キー」が IME on/off.

それに加えて iOS 10 以降からは Caps Lock キーで代用することも可能になっていました。Caps Lock は Smart Keyboard (US) では A の左側にあるため、押しやすく神アップデートでした。しかし文字通り Caps Lock に割り当てられるのだとすると、JIS 配列では左下に移動してしまって、今ひとつ。

英数 / かなキーがあるので、これで macOS と同様、日本語入力が素直に off / on できるのが当然ベストです。

まあこの辺は iPad Pro 10.5 インチ本体が届いてからのお楽しみということで。
つづく。