写真とカメラに関するディープな知識を問う、フォトマスター検定の試験当日と試験結果。
アルバダ式ファインダーの甘いワナ
午前は 3級と準1級、午後は 2級と 1級の試験というスケジュールになっていて、隣り合う 2ンク同士ならW受験が可能になっています。2日前から風邪を引いているので、マスク、トローチ、栄養ドリンクの完全防備で試験に望みます。
1級は予想以上に難しかったです。1問1分で長文読解などがあるわけではなく、純粋に知識を問うので、TOEIC などに比べると情報処理スループットが必要とされる試験ではありませんが、たまにどっちだっけと考えさせる問題があります。
特にアルバダ式ファインダーに関する問題。レンズ最低3枚で構成される比較的シンプルな光学ファインダーなんですが、
- 順ガリレオ式なのか逆ガリレオ式なのか
→これは勉強していたので OK - 対物レンズは凹レンズだが、中間のレンズと接眼レンズは凸レンズなのか凹レンズなのか
2問目はライト・カメラ・ギャラリーさんのファインダー分解画像を前もって見ていたにも関わらず、凸レンズと凹レンズを間違えるという不覚。
このカメラ、オリンパス XA2 はかつて仁礼家にもあったフィルム式コンパクトカメラなので、それを間違えたのはかなり残念でした。
せまり来る正答率7割ボーダー
試験終了直後に、検索しまくって怪しい箇所を確認しただけでも 6ヶ所ほど誤っており、12月に公開された公式の正解発表で採点してみても、ご覧の成績。
正答数 | 正答率 | |
---|---|---|
選択問題 | 18 / 24問 | 75% |
共通問題 | 40 / 56問 | 71% |
合計 | 58 / 80問 | 72% |
合格ラインは7割程度の正答率。
そんなわけで、複雑な気分のまま開封した合格発表ですが。
無事、準1級、1級ともに合格でした‼︎
検定発足 10周年を記念して作られたという、特製バッジ。うーむ。
やはり去年より難しくなっていた
今回第11回の検定データが公開されましたが、正解率は 33.66%でした。
第1回 … 57.2%
第8回 … 21.6%
第10回 … 45.02%
第11回 … 33.66%
体感通り、去年より難しめだったようです。
趣味の試験といえばアマチュア無線 2級を一発合格したことがありますが、今回の 1級一発狙いは、非常に厳しかったです。
仕事の忙しさもありますが、カメラ / 写真の幅広いジャンルをカバーし、かつ若い試験なので刻々と内容とチューニングが変わってくるからかと。
新しいもの好きだけでも、受験勉強だけでも受からない試験
来年受験される方は、
- カメラ雑誌などで、最近の技術用語に慣れておくこと。本質的な意味も理解しておくこと。
- 試験対策。参考書も最新のものを入手して早めに勉強開始。未知の単語はマメに調べる
の両方が必要になるんじゃないでしょうか。
いやーでもこれ、写真を真面目にやり始めて 1年のペーペーだから苦労するだけで、フィルムカメラの頃から何年もカメラやってる人なら、あっさり受かるんですかね。
他の人の体験談も聞いてみたいものです。
フォトマスター1級合格おめでとうございます。
貴方のHP初めて閲覧して凄い記事に出逢い感激しています。
明日の午後はスカイツリーの展望台に行く予定です。
ご覧いただけて恐縮です。
東京見物、ごゆるりとお楽しみください。