ニコンカレッジのスナップ実習 1回目を終えてみて、受講生の方がそれぞれレンズにお金をかけていることに気がつき、レンズ探しの旅に出かけることにしました。
D800 買ったからには、避けて通れないナノクリレンズ
ニコン D800 用に持っているレンズは、キットレンズ AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR 一本だけ。フルサイズ用で、広角から望遠までカバーできて便利です。ただ D800 本来の解像力を引き出すには、薄皮一枚分、役不足なのです。
ニコンのレンズラインナップの中でも、ボディに「N」のロゴがさん然と光り輝くものがあります。ナノクリスタルコート (以下、ナノクリ) の頭文字で、ニコンの半導体露光装置に使われているレンズのコーティング技術を、一眼レフ用レンズに適用したもので、レンズ表面での反射を抑え、カメラの解像力を引き出すことができます。
その代わりお値段もナノクリグレード。最近でこそ廉価なナノクリレンズも発売されていますが、例えば標準ズームレンズの定番 AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED の場合、希望小売価格で税込 273,000円。実勢価格でも 157,098円〜 ((価格.com 調べ。2012年11月11日)) と人智を超えた価格です。
何も試さずに買うのもためらわれますね。
ニコンプラザで単焦点 + 大三元を試しました
ニコンプラザ新宿に行って聞いてみたところ、レンズ実機の試用は可能とのこと。
- ショールーム内でのみ試用可
- 自分のカメラに取り付けて試用可
- 撮影データを持ち帰るのも問題なし
- 三脚を立てられるかは未確認 (スペースもないし迷惑なので自粛)
試用したレンズは、購入を予定している以下のレンズたち。
単焦点レンズ
いわゆる「明るい単焦点レンズ」シリーズで、これはと思うものを。
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
- AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
- AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
ズームレンズ
広角端から望遠端まで f値が変化しない、高級レンズです。定番で値段は張るが、揃えると無敵…といったニュアンスで俗称「大三元レンズ」と呼ばれます。
- AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII
比較その1: 建物
試用では、レンズをニコンプラザの外に持ち出すことはできません。窓越しなので写り込みが入っている + 三脚なしなので微妙な絵ばっかりですが、ご容赦ください。
また、今回は画像をクリック / タップするとフルサイズのデータがダウンロードされるので、非常に時間がかかります。
レンズ: AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
レンズ: AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
絞り値 左: F1.4 右: F5.6
レンズ: AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
レンズ: AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
レンズ: AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
レンズ: AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
建物は規則正しく細かい線が多いため、もっとも解像力の差が出やすい被写体です。モアレが出やすいとも言います。
絞り開放で比較する限り、単焦点レンズよりも AF-S NIKKOR 24-70mm ED f/2.8G のほうがパキッと建物のラインが明確で、しかも明るい印象を受けました。F8 ぐらいに絞りこんで比べた方がよかったかもしれません。
次回は花と人物でレンズ比較です。
つづく。
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