iPhone 5 祭りですっかり後回しになってしまいましたが、最近、ニコンカレッジというものに通っていました。ニコンのデジタル一眼レフカメラのユーザーが対象のカメラ教室です。モデル撮影で今まで感じていたジレンマと、どんなカメラを持った層が受講しに来ているのか、という話。

はじまりは、2年前に撮ったこういう写真から。


ナマの先生につかないと私の写真は上達しない

…お気に入りの写真ではあるけど、ツッコミどころ満載ではあります。

エントリーモデルの一眼レフカメラ EOS Kiss X3 を使っていた頃からモデル撮影に参加していましたが、こういう場所には上手い人がいて、モデルにうまく声をかけて撮りたい写真を撮る名人が必ずいるものです。私はそこまでの域にはほど遠いですし、同一のポーズをみんなと同じ構図で撮るだけでは、オンリーワンの雰囲気ある写真にはならんだろうと。

日の丸構図は基本 NG ですとか、本や Web サイトを漁ってテクニック面はある程度分かっているつもりですが、何かこう通信教育で空手覚えました的な、砂上の楼閣感が漂っていたのは事実でした。

D800 買ったんだから、写真の勉強しやがってください 👿 とアートチーム兼財務官からのプレッシャーもあり、数多く開催されているニコンカレッジのうち、たまたまキャンセル待ちだった「実践講座 (スナップ)」に取り急ぎ、ホウキで追い立てられたトムのように滑り込んだというわけ。

日本語のスナップ、英語の「スナップショット」

それにしても、(スナップ) って定義がよくわからない。

以前、iStockphoto のチュートリアル教材 Are you taking SNAPSHOTS?を読んだことがあります。写真みると分かりますが、ただ漫然と撮った写真のことを Snapshot (スナップショット) と呼び、商業写真として売れるクオリティのものを Stock とここでは説明しています。

日本語の「スナップ」と英語の Snapshot にはニュアンスの違いがあるのかもしれませんが、

「ってことはスナップって気軽に撮った街角写真のことなのか?」

と、今から考えたら出直してこいやレベルですが、最初は割と真面目にそんな第一印象で、ニコンカレッジの

実践土曜講座(デジタル) 【東京・新宿校】 S-7-1 (スナップ)

に参加したのでした。

2万の講座を受ける人の手持ちカメラは、おいくら?

ニコンのショールーム「ニコンプラザ新宿」の中にある、教室に集まった参加者。ざっと見た感じ、40代以上の男性と、30代以下の女性にきれいに分かれる気がします。

点呼に続いて、やおら所有しているカメラの機種を聞かれます。機種の傾向をみて、講義の内容を合わせるということらしく。

この講座、受講料が 20,000円 ((ニッコールクラブ会員/ニコンイメージングプレミアム会員は 19,000円)) するのですが、2万払って勉強しようとする人達は、どんなカメラを持っているのか?は気になりますよね。

ということで、点呼中にササッと機種をメモってみました。

機種 所有者数 ボディ価格 ((価格.com 調べ。2012/10/06 時点の最安価格)) レンズキット価格
D800 2 242,809 317,000
D700 2 203,000 251,800
D7000 6 65,290 82,872
D90 2 57,800 85,000
D5100 1 40,499 66,829
D3000 1 34,800 32,980
D3100 1 36,111 32,886
1人1台平均単価 100,691 129,168

  • 価格.com 調べ、最安価格
  • 最新の登録がない場合は過去最新の最安価格
  • レンズキット価格が高い順に降順ソート

生徒の方が使っているカメラの平均価格は、ボディ単体で約 10万円。レンズキット換算で 12.9万円でした。実際にはカメラ本体よりレンズに金かけるのがセオリーで、50mm 単焦点とか、24-70mm ナノクリレンズ (そのうち書きますが、高いレンズ) とか、普通にいらっしゃる世界なので、カメラにかけたお金総額、という意味だと 18万円以上はかけていそうな気がします。

次回は講座編。

つづく。