iPhone 5 予約開始日から参戦してみた話、続きです。
風景写真を撮っていたら世界は変わっていた
とりあえずビックカメラ新宿西口店での「予約の予約」整理券は入手できてほっと一息。ただ結局 16時20分から再来店しなくてはいけないため、帰宅するには中途半端。
新宿に来たついでにニコンプラザ新宿でレンズの試用をしてみた…話は今度書くとして 🙂 、街角で祭りの写真など撮ってみたり。D800 + キットレンズ 28-300mm でも結構明るいでしょう。
ところが 14時30分にヨドバシカメラ新宿西口本店のマルチメディア北館に戻ってきたら…..!
最初の写真が au 待ち。2枚目がソフトバンク待ち。大変なことになっていました。
この写真は、仁礼の分の予約を済ませてから撮ったものですので、列の長さを示すものとしてフェアではありませんが、長距離バス乗り場を背にして、新宿西口店の一辺が左半分 au / 右半分ソフトバンクの 3列縦列で完全に埋め尽くされていました。
購入を待っている行列を尻目に、両者にらみ合い
並んでいた人はかなりの割合、既存のスマホで情報収集をしていたようでしたが、その頃料金プランの発表現場では、こんなことになっていました。
- 9月13日の時点で、au 版 iPhone 5 ではテザリングが可能という KDDI 田中社長の発言があり、ソフトバンク版に対するアドバンテージと思われていた
- 9月14日 14時30分に KDDI が記者会見を行い、料金プランおよび、テザリングが月額 525円の別料金であることをアナウンス。それに追随してソフトバンクがより低価格な料金体系を発表し、一気に KDDI au 信者が盛り下がる ←今ここ
- 9月14日 16時から KDDI が「特別料金」について発表するとしたが、なかなか発表されず。店側も、最終的な料金が分からないまま予約を始める事態に
au / ソフトバンクともにお互いに料金プラン松竹梅を用意して、au が梅を出せばソフトバンクは竹、だがしかし au には最後の左フックが用意されていた的な仁義なき安さのナイスファイトを見せたものの、行列に並んだ予約希望者は、行列を今さら乗り換えることも実質できず、販売店も正しい料金説明もできないまま予約を受け付けるしか無いという前人未到の大混乱に陥っていたわけです。
結局ヨドバシカメラでそのまま並び、au 版 iPhone 5 を前から通算 30人目ぐらいでどうにか予約完了。
しかしやはり、自分の両隣のテーブルに座っていた方含めて、全員一様に同じやり取りが目立ちました。
客「でも料金プランまだ決まってないんですよね?」
店員「ええ…、まだはっきり確定しておりません」
ソフトバンクは同一電話番号で、2店舗までの予約が可能のようですが、au は確認したところ予約は 1つまでしか受け付けられないとのことで、ビックカメラ新宿西口店の予約はきちんと再来店後、キャンセルしました。
利用者のための値下げのはずが大混乱する現場
iPhone 5 の予約開始日に並んだのは今回が初でしたが、料金がなかなか決まらずバタバタするのはいつものことなのでしょうかね? au にもかつて人気を博していた時代がありましたが、2007年に総務省の指導により販売店へのインセンティブが廃止されてから、「料金の割高な au」というイメージが定着してしまい、ソフトバンクがスーパーボーナス制度、日本市場における iPhone 独占と、着実にシェアを奪われてきました。
今回 au の料金攻勢は、久しぶりに「au の本気」を感じることができるのは確かです。しかし au / ソフトバンクモバイル両者がお互いの出方にばかり気を取られて視野狭窄を起こしてしまい、「今そこに並んでいるユーザー」を途方に暮れさせ、置き去りにしてしまったことは問題だと思います。
せめて予約開始前日までには、料金プランは確定してほしいものですね。
そんなことになってるんですね~。
すごい行列。。。
こんなところにも 「初物好きの日本人」が出てますね。
料金体系が不明瞭なものを買う心理って理解できません。
主婦だったらまず買わないだろうなあ。
お金を自由に使える独身、余裕のある人くらいでしょうね。
最近 あちこちで 消費者目線が抜けてる売り方、対応が目について困ってます。
大手家電量販店から家電の年間保守契約を二重に引き落とされていたことが発覚し、今、返還請求してるところなんですよ。
返還が決まるまでの交渉は、一人でやりましたが、いまどき、こんなやり方が通用すると思ってる企業があることに、びっくりしましたよ。ほんと。