予約していた iPhone 5 (au 版) 入荷のお知らせがヨドバシカメラの Web サイトに掲載されたので、早速契約しに行ってきました。面取りエッジに問題のある個体を回避し、本体受け取りに 3時間待たされた末に、端末には液晶の「裏」にドット抜けかゴミが付着していた、というお話。
「面取り」の加工精度、悪すぎませんか
まず iPhone 5 64GB 本体の箱が出てきて、本体にキズがないか確認するように店員にうながされます。これから 2年…ゴホンゴホン最低 1年ぐらいは使う iPhone ですから、念入りに調べます。
表面、裏面の素材は、工場出荷時に保護シートが貼ってありさすがにキレイなものですが、ぐるぐると本体を回して、ふと…..
仁礼:「これキズありますね」
店員:「あっ本当ですね…別の本体にお取り替えします」
この写真は異常のない iPhone 5 本体の上部を上から写したものです。電源ボタンのついている上面と、白いオモテ面との間は 斜めにスパッと平らに「面取り」しているのが分かると思います。
この面取り部分が不自然に一部めくれあがっていました。
この角、光沢を放っている割にはツルツルではなく、加工精度は悪いようです。指の腹でなでると取れる程度の汚れも付着していて、iPhone 4 購入時の安定感に比べてイヤな予感がします。
iPhone 5の面取り部分の加工には結晶性ダイヤモンドが使われています。この製造工程は面取りされたエッジに美しい光沢を与えます。
とありますが、これから買う方はむしろ角をよく確認したほうが良さそうです。アップルは加工する道具か本体の素材を変えたほうが良いんじゃないでしょうか。
グレーな画面でドット抜けチェックは至難のワザ
2台目が運ばれてきました。
再び表面、裏面、面取りを確認した後、各ボタンの押し味を確認します。最後に工場出荷時のグレーの「ようこそ」画面が表示されている液晶をゆっくり眺めてみます。
画面が暗くてよく分からん。
せめて全面真っ白な画面でもあれば一発で分かるのですが、実際には、SIM が刺さっていない、といった意味のエラーダイアログが表示されて、2画面目以上先に進むことはできません。
なんとなく釈然としませんが、これ以上指摘できる問題がないので、この個体で登録を依頼しました。
3時間後に待っていた驚愕の結末
携帯電話を新規 / 機種変更するとき、契約してから開通した本体を受け取るまでに 30分~1時間程度待たされた経験がある人は多いと思います。ところが…iPhone 5 の場合はなんと本体受け取りまでに 3時間待ち!
やむを得ず、時間を空けて再来店。開通したばかりの iPhone 5 のホーム画面を開いてみてあっと思いました。「カメラ」アイコンの右下隅に見慣れない黒い点が….!
表面の出荷時保護シートをはがしてみますが、シートに汚れはついてきません。表面を指の腹で触ってみますが、ガラス表面に付着しているのではないようです。
「ようこそメールへ」画面を開いてみて、白地でやはり同じ位置に黒い点があるのを確認。
この画面、上下スクロールできますが、スクロールしても黒い点は移動しません。
市販されている液晶ディスプレイには、きわめて低確率ですがドット抜けを起こしている製品が混じっています。理想はすべてのディスプレイでドット抜けゼロですが、そうすると歩留まり率を引き上げるために、著しく市販価格が上がってしまうため、ドット抜けを故障として認めないメーカーは多いのです。
とはいえ…ここしばらく通販で購入した三菱 RDT233WX-3D も、ソニー Xperia GX SO-04D も、ドット抜けとは無縁でした。
登録作業前のチェックで通してしまった以上、これは新品交換は不可能か…と呆然としながらも、ダメ元で店員に画面を見せて交渉してみます。
店員:「あー、確かにドット抜けか何かありますね…。少々お待ちいただけますか」
そのまま向こうでしばらく電話で話し始めますが、なかなか終わりません。かれこれ 10分後、申し訳なさそうな表情で戻ってきました。
つづく。
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