京王線地下化工事の見学、続きです。引き続き柴崎6号踏切、はっきり言って今回、一般大衆に許されたギリギリの距離から相当にネバって撮影しております。

よい子は踏切外してはイケマセン

午前 1時5分。開幕からいきなり、踏切の棒 (遮断桿) が取り外されます。どこかへ持ち去られてしまいました。

現場は鉄ちゃんと近所の方々が、1cm でも有利な撮影ポジションを撮ろうとひしめいています。たった今 J-COM のロゴをつけたカメラが至近距離で撮ろうとして追い出されました。フェアで過酷な現場であります。

電線のリサイクルなんかしないんです

午前 1時13分。線路の架線 (電線) の撤去作業も同時に始まりました。竹でできているように見えるハシゴが鉄柱にかけられ、作業員が上へ。気がついたら少しずつ架線がたるんで下に下がってきていた感じ。

架線はそのまま地下に引き直すのか…? と思いきや、無残にブチブチと寸断されて、大勢の作業員の手でエッサホイサと国領駅地上ホームの空きエリアに運び去られます。

時間がないなら焼き切ってしまえ京王線路

午前 1時48分。さて次は線路。あっとバーナーが出てまいりました。Fire! 無残にもレールまで切断していきます。それも 1箇所ずつ順番にではなく、複数ヶ所同時にブチブチです。

地上の線路が、エレガントに地下行きに変形合体する予想は無残にも消え去りました。宵越しの金は持たねぇ系のこの辺、漢と書いてオトコと読む漢気を感じます。でも怖いから保護マスクつけてください。 :mrgreen:

あまりの熱量に耐え切れず、残り火で炎上する柴崎6号踏切付近のレール。と思いきや、ついに踏切警報機の「×」マークつまり踏切警標の撤去まで始まりました。作業員がよじ登り、ぐいぐいゴリゴリと左右に揺すって撤去していきます。午前 2時28分のことです。

踏切警報機ごとクレーンで吊り上げ…のシーンを期待しましたが、残りのパーツはそのまま。要するに歩行者に対して踏切があることを示すシンボルが無ければ OK なんでしょうか。

しかしこれは…地球に優しいリサイクルかと思いきや、時間ないんでもう最低限のパーツ全部取っ払いますよ方向の工事のようです。

そして何より、この破壊の限りを尽くされた現場からどうやって地下線路に切り換えるのでしょうか。「祭り」のクライマックスを迎える次回へ。

つづく。