GALAXY 2 GALAXY といっても、Samsung の製品ではありません 🙂
遠方から友人が遊びに来ることになったので、5/12 にしか味わえないイベント…ということで探していたら、幕張メッセで Metamorphose Spring 12 が開催されるらしく。ちょうど幕張の別宅からメッセのイベントに通えるのもこれが最後ですので、記念に行ってみることにしました。
「メタモ」を知ってますか?
Metamorphose (メタモルフォーゼ) というのは、ハウス/クラブ系ダンスミュージックのアーティストを集めて、朝の 10:30 から翌朝 5:00 まで延々と踊りまくるイベントです。通称メタモ。翌朝 5:00 というのが、何かの冗談だろうと思った人は、タイムテーブルを見てみましょう。 👿
通常このイベント、屋外で開催してきたようなのですが、昨年は台風で中止になったのに凝りて、今回は屋内の幕張メッセ 9 + 11ホールを借りきったようです。
とまあしたり顔して書いていますが、仁礼自身はクラブイベントなんてほとんど行ったことありません。どシロートもいいところです。
再入場不可、前売券で大人 12,500円取って、さらにワンドリンク券 500円のお買い上げが MUST という、なかなかやってくれる商売だなと。本当に 12,500円分楽しめるの? というのが正直な第一印象でしたね。
SIRIUS ステージは微妙
会場は SIRIUS と JUPITER といういかにもな名前の 2ステージに分かれています。
午後 14:00 頃適当に会場入りして、DJ ステージの SIRIUS の方に行ってみたときは、ホール 11 に、つつましいステージセットに、ぱらぱらと人が集まってきて少しだけノッてます、という感じ。
ミラーボールが吊ってあるのですが、それを回すのはなんとつっかえ棒で手動で回すという手作り感いっぱいステージ。ホールの半分は屋台と荷物置きのクロークエリアに使用されていて、ステージが狭く感じます。
圧倒的に熱気が違う JUPITER ステージ
クラブイベントってこんなもんなんですかね。ということで JUPITER ステージへ。
こっちは予想をいい意味で裏切ってくれました。JUPITER の方は、ほとんど露天がなくホール全面使用で、ステージセットもかなり大掛かりです。
午後になって客の出足が増えてきたとか、ちょうど午後にかけてベテランアーティスト…という流れなのかもしれませんが、なにせ客のノリ具合がまったく違います。
この日結局、JUPITER ステージで 4つのアーティストがパフォーマンスしている間14:00-21:00 までほぼずっといました。
- Gorillaz Sound System
- Galaxy 2 Galaxy
- Orbital
- Flaming Lips
DJ, 演奏, ステージパフォーマンス, 背景の映像の使い方が、アーティストによって持ち味がそれぞれ異なっていて、なかなか興味深いですね。
Gorillaz Sound System は、映像はよくできているけど、観客もどうやってリズムに乗ればいいんですか的な反応。
Flaming Lips は、風船いっぱい打ち上げたりして、客を楽しませる趣向としては面白いんですが、肝心の音楽はピンク・フロイド的な退廃的な感じで、仁礼の直球ど真ん中、というわけではありませんでした。
サックス吹きまくる Galaxy 2 Galaxy にやられました
Galaxy 2 Galaxy は今回初見ですっかり気に入ってしまったアーティストでした。「デトロイト・テクノ」らしく。ダンスナンバーなんだけどジャズの要素が入っていて、ステージの真ん中でサキソフォン堂々と吹いてメロディアスな、なまめかしい感じがする曲が印象的です。
と言うと、何だか分かりませんが、仁礼的には
T-SQUARE に似てる…!!
というのが第一印象。あっちも管楽器型シンセ「リリコン」 ((今ではリリコンじゃなくて AKAI EWI というモデルを使っているらしい)) による演奏が印象的、という意味では共通している…と思うのですが。
T-SQUARE は 1976年に結成、GALAXY 2 GALAXY が Underground Registance として結成され、初めて曲を発表したのが 1990年のようなので、歴史は T-SQUARE の方が先輩なんでしょうか。
Galaxy 2 Galaxy のパフォーマンスの中でも Hi-Tech Jazz という曲は安心して聴けるなあ…と思ったら、1993年発表の曲で実に 20年前なんですね。
映像とリンクして見せる Orbital みたいなアーティストも Twitter のタイムラインを見ていると高評価を受けていて、でも個人的には良さがわかりませんでしたが、やっぱり前衛的なパフォーマンスより、安定している普遍的な曲の方が、参加者の年齢層低めなクラブイベントでも強いのね、というのが感想でした。
お土産を買うことも忘れなかった
ちなみに会場入りして最初に行ったのは、露店の帽子屋さんでした。とある帽子を買ったのですが、どんなのかは秘密 🙂
とまあ、幕張メッセバージョンでも十分楽しかったですが、メタモは屋外でやってナンボ、というツイートもあったので、ではぜひその本来の雰囲気を味わいに行きたいものです。
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