ニコニコ超会議の続きです。

のど自慢や踊ってみたなどのパフォーマンス系以外にも、まどか☆マギカの木彫り作品とか、生主のファン交流会とか、とにかく大学祭的にジャンルが広いイベントのようです。


アカデミックなブースもあります。ニコニコ学会 (β)では研究発表。megwin さん動画で見たようなテイストのシリーズで見た気がしなくもないですが、身近で一般のオーディエンスにも接点があるからそう思えるのであって、研究自体は奥が深いようです。

こちらは手作りプラネタリウムと立体映像。大学祭の実験風味満載のドームの中に、1回20人程度が身をかがめるように入っていって視聴。いわゆる金属球体に穴を空けたプラネタリウムと、青赤の色差式 3D メガネをつけて観る影絵による立体映像です。

3D 映像は、メガネが超手作りなのもあって「大丈夫なの?」と思えますが、ドーム全体に土星が映しだされたり、スタートレックのエンタープライズ号が飛んできたり。ドームが小さく、オブジェクトの視野角が広いために相当な迫力を感じます。会場内は意外な盛り上がりにやんやの拍手。

こちらは自転車の痛車。後輪ホイールにすーぱーそに子を描いてみた? いやいや、それだと回転すると何の絵だか分かりません。

これは止まって見えるように、ホイールにつけられた LED で映像を表示するという試みです。

すーぱーそに子X4ダウンロードスペシャル

ニコニコ動画歴史博物館では、年表やら、黒字化などの主なニュースが書かれたスクラップ記事など。Youtube からアクセス遮断とか懐かしいですね。 🙂

東芝、パナソニックなど TV メーカーによるニコ動対応 TV も。フル HD 画質で、従来よりも多くのコメントを表示できる「10万人コメントプレーヤー」など。弾幕で下の絵が見えません 😀

そうかと思えば、「例のアレ」としてリアルでアルパカさんと写真が撮れるコーナーもあり、ジャンルの広さには本当に事欠きません。若者が集まる場所ということで、ちゃっかり陸上自衛隊も出展。

入場には改善の余地があるが、残してほしい手作りカルチャーイベント

ニコニコ動画関連の出展が一同に介したリアルイベントは今回が初のはずで、かなり不慣れな部分が目立ちました。

“運営” ロゴのシャツを着た方の役割分担ができていないというか、あまり声出して動けていないようにも思え、入場時の誘導には、色々と課題がありそうですね。ソフトバンクの新型 iPhone / iPad 購入待ちの行列演出ではないのか、と言われても仕方がないところです。

出展はパフォーマンスから、ハムフェアを彷彿とさせるアカデミック系の出展まで非常に幅の広いもので、UGC ((User Generated Contents: ユーザーが自らの手で作成したコンテンツ)) ベースだけに手作り感いっぱいのカオスなイベントでした。

お互いにリアルで会うのは初めてらしく、なぜかトイレでハンドルを名乗りあって仲良くなる姿も見られたり、イベントの当初の目標は達成されているように思います。

東京ゲームショウやら Interop など、(だいたい) 毎年通ってみると、どれも徐々に出展ブースが小さくなったり、来場者数が昨年よりもまばらなのを体感したり、景気低迷を肌で感じることが多いもの。今回イベントの採算が合うのかはた目に心配ですが、メーカー主導のイベントへのアンチテーゼとして、ぜひ第2回以降も続けてほしいと思います。