今回の Core i7-2600K PC の最大のポイントは、ミドルタワーより小型な Micro ATX ケース Thermaltake Armor A30 に、グラフィックスボード Sapphire Radeon HD 6870 1G GDDR5 PCI-E が物理的に格納できるかどうかです。
立体視時代の HDMI 1.4a にも対応のてんこ盛り画像出力
まずは上から目線な箱 と、出力端子。DVI-I x 2ポート, HDMI 1.4a x 1ポート, DisplayPort x 2ポート。
最近流行の立体視対応ですが、HDMI で出力しようとすると、規格的には 1.4a 以降が必要になります。 ((PS3 のように、HDMI 1.3 機器なのだが、ソフトウェアのアップデートにより HDMI 1.4a に対応できているものもあります。))
Sapphire だから上部にあるわけではないが、コンパクト
ボードの実寸を測ってみます。カード本体 (PC ケース内蔵部分) の長さは 240mm でした。
問題の PCI Express 補助電源コネクタですが…
左が ASUS EAH5850 と、右が今回の Sapphire Radeon HD 6870.
ASUS EAH5850 がボードの右端にあり、ボード長 + 補助電源コネクタの分だけ余分にケースの奥行きが必要だったのに対して、Sapphire Radeon HD 6870 では上部にあるため、奥行き的にはノーカウントです。素晴らしい! というよりこれが普通なんでしょうか。
ASCII.jp の記事の情報も合わせて、グラボごとのボード長と PCI-E 6pin 補助電源コネクタの位置を比較すると以下のようになります。
グラボ | ボード長さ | PCI-E 補助電源 コネクタの位置 |
---|---|---|
Sapphire HD 5870 | 280mm | カード上部 |
Sapphire HD 5850 | 240mm | カードエッジ部 |
ASUS EAH5850 | 261mm | カードエッジ部 |
Sapphire HD 6870 | 240mm | カード上部 |
Sapphire だから、いつも安心の 240mm とは限らず、リファレンスボードのサイズによって左右されるが、同じグラボチップであれば ASUS 製品よりは Sapphire 製品の方がよりコンパクトかもしれないですね。
Thermaltake Armor A30 に格納できるのか?!
さて、33cm グラボ可、売りにしている Micro ATX ケースの Thermaltake Armor A30 に収めてみます。
マザーボード ASUS P8H67-M EVO もグラボも差していない状態。マザーボードやグラボの取付用に、後ろに引き出せるようになっています。かつ、背面で PCI-E スロットに差したボードを上から止める目隠しブタがあるのですが、これも取り外せるようになっています。
Micro ATX ケースへの組み込みは、サイズが小さい分、ミドルタワーよりも一段難しくなるため、Armor A30 ではこういう細かい配慮がありがたいですね。 🙂
長ーい 2スロット分のボードを PCI-E スロットに差し終わる瞬間。
グラボを差して、ほぼ完成に近い状態。本体左側面、画像で左上から右下に向かって、黒い Sapphire Radeon HD 6870 が収まっています。Intel SSD Elmcrest 120GB も上面に専用 2.5 インチスロットがあり、設置済。
ところが、上の画像では致命的というわけではないのですが、1箇所取り付けミスをしています。
つづく。
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