PC 用液晶ディスプレイ BenQ FP241W も老朽化が激しいので、新しい 24インチ以内のディスプレイを探すことにしました。LED バックライト、入力端子てんこ盛り、3D 対応…そんな虫のいい液晶を探していたら、三菱 RDT233WX-3D (BK) が目に止まりました。そして届いた箱はなぜか 2つ。


5年選手の全部入り BenQ FP241W もシミだらけ

今まで私が、Core i7-2600K PCCore i7 940 PC など自作デスクトップ PC のメイン液晶ディスプレイとして使用していたのは、BenQ FP241W という製品でした。

2006年9月に発売され、1980×1200 ドット表示で、PC 用液晶ディスプレイとしては初の HDMI 端子搭載で PlayStation3 (PS3) もつながるのが売りでした。他にもアナログRGB / デジタルDVI-D / S端子 / コンポジット / コンポーネント端子搭載、つまり2006年当時の全部入り WUXGA 液晶だったわけです。

それから 2011年の今まで 5年足らず使用しているうちに、液晶の「焼き付き」がひどくなっていました。CRT でもないのに焼けるの? という声も聞こえてきそうですが、液晶も例えば、同一位置にアナログ時計ウィジェットを表示しっぱなしにしていると、時計を消しても黒い跡のようなものがしばらく残ります。最初はすぐ戻りますが、だんだんそういった直らないシミのようなものが広がっていくのです。

いきなり何も映らないわけではありませんが、わずかな余暇でプレイしている Final Fantasy XIV がシミだらけではどうかというわけで、5年選手のこのディスプレイを仁礼家の愉快なテスター達に明け渡して、約 5年ぶりに HD 液晶を買おう! と思っていたところでした。

全部入りのユーザーが次に求めるのも全部入り

ディスプレイ選びの条件は以下のとおり。

  • 3D ゲーミング + 2D デスクトップ。テレビはあまり見ない
  • 24インチ以下。FP241W より大きいディスプレイは置けない (H 567 x W 474.2 x D 248mm)
  • 1920×1200 (WUXGA) が表示できるとベター。最低でも 1900×1080 ピクセル表示
  • ノングレア液晶か、あまりテカらない液晶。グレア液晶は目が疲れます
  • DVI-I 入力が Core i7 940 PC 用に必須
  • HDMI 入力が PlayStation 3 (PS3) 用に必須
  • アナログ VGA 入力が 某 PT2 用 PC にあればベター
  • D5 入力が初期型 Xbox 360 用にあればベター
  • PinP (ピクチャー・イン・ピクチャー) で 2入力を同時に見られればベター
  • 3D 対応も必須じゃないけど気になる

なんだ、ほぼ全部入りをお求めですね (爆笑)

LED バックライト、入力てんこ盛り、3D 対応、そんな虫のいい液晶が…

実際に今まで、つい買いそうになったのが以下の品々。もともと持っていた BenQ FP241W と、スペックを比較してみます。長所と考えているところはグリーンにしてあります。

機種 inch 画素数 液晶パネル 入力端子 3D 表示
BenQ FP241W 24 1920×1200 A-MVAパネル DVI-D / HDMI / D-sub / コンポーネント / S端子 / コンポジット 非対応
BenQ EW2420 24 1920×1080 LED バックライト + VA パネル DVI-D / HDMI 1.3 x2 / D-sub 非対応
RDT233WX 23 1920×1080 LEDバックライト+ノングレア IPS 液晶 DVI-D / HDMIx2 / D-sub / D5 非対応
LCD-3D231XBR 23 1920×1080 ノングレア TFT DVI-D / HDMI / D-sub 対応
nVidia 3D Vision
NANAO FlexScan S2243W-HXGY 22 1920×1200 ノングレア VA DVI-D / DisplayPort / D-sub 非対応
三菱 RDT233WX-3D 23 1920×1080 LEDバックライト + ハーフグレアIPS DVI-D / HDMI 1.4×2 / D-sub / D5 対応

何が納得いかないって、普及価格帯で 1920×1200 のディスプレイは絶滅したらしいことです。それはたしかに HD 画質の地デジ画像やらデジタルハンディカムの AVCHD 動画やら、PS3 のゲームやら楽しむには 1900×1080 あれば良いのですが、デスクトップせまいじゃないですか!と。

まあそこは涙を呑むとして、あるものは 3D 非対応だったり、あるものは影響が今さら TFT でガッカリだったり、と決め手に欠ける中に飛び込んできたのが、RDT233WX-3D (BK) の発表です。LED バックライト、HDMI 1.4 対応、3D 動画対応。ミドルレンジ液晶では定評のある三菱。イイじゃないですか。

でもハーフグレアとは一体…まあ…流れ的にグレア液晶増えてきているし、妥協しましょう。

衝動買い、余裕でした

ということで、気がついたら NTT-X Store でポチッていました。

そして届いたのが大きな 2つのダンボール箱。

下はディスプレイ本体として、上は…えーと何でしたっけ。

つづく。