Twotop BTO PC から、ミドルタワーケース Antec DF-35 への引っ越し、続きです。ケースにパーツを取り付けるときにありがちとはいえ、よもや電源ユニットが下置きなことが予想外の問題になります。ほか、3.5 インチ Freet Swap ベイに HDD ってどうやって取り付けるのか、という話。
ATX 電源ユニットを逆さまにつけたのは初めてだ
最初に Antec DF-35 を買うときに懸念だったのは、ATX 電源ユニットベイが下にあることです。古いタイプの縦型タワーケースだと通常、電源ユニットは天板すぐそば、マザボが下にあるのですが、最近は逆転している、つまり電源下置きタイプが多いようです。
仁礼: 「電源ユニットとケースの底板との間にスキマがないみたいですけど、電源ユニットの下にファンがついているタイプはどうすれば良いんですか?」
店員: 「電源ユニットを逆さまにしてつけるんですよ、それ。下向きだとキツいですよね 🙂 」
ということで、まずは Twotop PC から AcBel 750W 電源を引っぱがして取り付け。
電源ユニットベイの下にはスペースが 10mm ありません。
次にマザーボードを引っ越し。…しようと思ったら、アジトには六角スペーサーを締める工具がなかったので買いに行ったり、舞台裏ではバタバタしていますが、取り付けそのものはいたってスムーズに完了。
EATX 8ピンケーブルそんなに長くないんですが
問題は EATX 8ピンケーブルを、ATX 電源からマザーボードに配線しようとしたときにおきました。長さが足りないのです。
「ATX 電源 = 上、マザーボード = 下」タイプだと、マザーボード上端に EATX 8ピン端子があるので、ATX 電源ユニットから生えているケーブルはそう長くありません。
ここまで来て、さらに電源も買い換え?! いくら自作好きでもそこまでの出費は…と思って、最寄りの PC DEPOT に電話してみました。
仁礼: 「EATX 電源 8ピンケーブルを延長するケーブルなんてあります?」
DEPOT: 「しばらくお待ちください (…) ありました、Ainex の製品ですねー」
やるじゃないですか PC DEPOT。2回目の往復にはなりましたが、アイネックス EPS12V用電源延長ケーブル PX-004A という製品を入手。
接続できました。
最大の懸案だったビデオカード ASUS EAH5850 の取り付けも成功。
3.5 インチ Freet Swap ベイってどう使うのか
他に、一瞬とまどったのは 3.5 インチ HDD の取り付け方です。Antec DF-35 には Freet Swap ベイなるものがついています。S-ATA コネクタと電源コネクタが前後に生えていて、前側にはドッキングされた HDD が刺さり、後ろ側にはマザーボードとの接続ケーブルを取り付けます。
要するに、PC ケースの側面をいちいち開けなくても、HDD を前面から押し込めば装着完了というわけ。リムーバブル HDD みたいなノリですね。盗難対策はありませんが。
HDD は、前面ドアがファンごと開くようになっていて、そこから押し込みます。
結線完了、白い LED が素敵
結線完了の図。
DF-35 は裏配線ができる、つまりマザーボードの裏側にケーブルを通すことができるはずですが、今回は面倒なのでやりませんでした。
裏配線できそうなものとしては前述の EATX 電源 8ピンケーブルと、他に HDD / Power LED などのケーブルが挙げられます (未確認)。 LED はケース前面の上端、マザーボード上の接続位置はケースの下端に位置するので、ケースの上から下まで横切ることになり、他の電源ケーブルなどのメンテ時にうっかり抜いてしまいやすいからです。
ハード的にセットアップ完了して、稼働中の図。
前回、ケース選びの条件として俺 PC と言える条件がほしいと書きましたが、それがコレ。
なんと前面 x 2, 背面 x 1 のファンに白色 LED が内蔵されており、白く光るのです。青いのは Acbel 750W 電源だからです。青白 + ケース側面シースルー仕様で、とてもシュールな PC に仕上がりました。
次回は、Final Fantasy XIV を動かす上でのビデオカードドライバ周りの相性について。
つづく。
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