上野公園で行われた、全東京写真連盟の浴衣モデル撮影イベントに参加してみました。カメラ機材の豪勢さもさることながら、イベントの進行がどんな風に行われているのか自体に興味津々です。
水泳の次は当然、写真でしょう!
ジャパンマスターズ2010 終了後の打ち上げで、海外遠征しちゃおうぜ、とかそういう水泳前向きな話に混じって、実はまったく別のプロジェクトが進行していました。
Nire: 「マスターズ終了! 俺の夏はこれで終わりました。皆さんお疲れさまでした!」
一同: 「いやまだ夏終わってねえだろう」
A さん: 「俺なんか、明日写真撮りに行くし」
Nire: 「景色撮りですか?」
A さん: 「実は人物モデルなんだよな 🙂 」
Nire: 「そんなイベントあるんですか。私も EOS Kiss X3 でよければ持ってるんで、行ってみたいですね!」
A さん: 「しょうがねぇなぁ。じゃあ iPhone でちょっと今から言うページを探してみて。」
と、きわめてノーマルに表現していますが、実際にどんなニュアンスの会話が行われたのかは、お察しください。
ともかく水泳大会の次の目標ができた、というエクスキューズをしながら、とある撮影イベントに参加することになりました。
全東京写真連盟主催の月 2回の撮影会
ATPF (全東京写真連盟) という団体があります。アジア貿易振興フォーラムや、エアーソフトガンによるアクションシューティングの団体ではありませんよ。
アマチュア写真家の集まりで、写真技術の向上のため、月に 2回ほど写真撮影会を開催し、かつプロの写真家が公開審査をしてくれる、というものです。モデルさんは、連盟の契約モデルと、回によって特別ゲストが入るときがあります。契約モデルは毎回登場する可能性が高いですが、特別ゲストは 1回だけです。
毎年、夏は上野公園で「納涼ゆかた撮影会」ということで、集まったゆかた姿の女性モデル 13人。うち、特別ゲストは 2名、契約モデル 9名。天気は晴れ。屋外で写真撮るには薄曇りの方が良いはずですが、ピーカンです。この日、東京の最高気温 31.7度。撮る方も撮られる方も危険な暑さです。
最近、水棲生物だった Nire にとっては、陸に上がったカッパ。衝撃的な暑さだなと思いながらエントリーを済ませます。エントリー場所には、過去のイベントの入賞作品が掲示されていて、写真技術というか、センスの高さを感じます。
撮影イベントということで容易に想像できますが、皆さんの撮影装備は並大抵ではありません。Nire 持参の EOS Kiss X3 は価格帯 10万円のエントリーモデルです。
対して、その辺普通に キャノン 5D Mark II 持ちとかゴロゴロいます。ボディ 20万円台ですから、EOS Kiss X3 ダブルズームキット 2セットの値段で、やっと本体が買えます。もっと強烈な人は 500mm レンズ持参です。
自己紹介の時から戦いは始まっている
ほどなくして、開会宣言。モデルが自分の名前が書かれたプラカード持って、簡単に自己紹介します。
何となく開けたところで撮っているように見えますが、実は私の左右にはびっしりカメラマンが並んでおり、みんな隙あらば前に出ようとしています。自分のカメラを構えて撮影しようとすると、耳の横から後ろのカメラマンの望遠レンズが出てきてバシバシ撮影、という混雑具合。
すでにこの時点でカメラマンの戦いは始まっているのです。
自己紹介後、1名のモデルに各 1名の ATPF 係員が付き人としてペアで随行し、撮影場所に向いた場所をそれぞれ求めて公園内の色んな場所に散ります。撮影時間と休憩時間はあらかじめスケジュールで決められており、参加カメラマンがどのモデルをどんな順番で撮影するかは全く自由です。
それぞれ、お目当てのモデルについて撮影場所に移動開始。
さて、昨日決断していきなりイベントに来て、マトモな写真が撮れるのでしょうか。
つづく。
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