5月29日に東京都市大学で WordPress 日本最大のイベント、WordCamp Yokohama 2010 が行われますが、今回 2つあるホールのうちサブホールからの Ustream 中継および録画を担当することになりました。本番投入予定の機材をご紹介。
前提条件
- 準備 2週間! 使えるのは土日のみ
- できるだけ追加で金かけない
- 1人で Ustream + 録画 + 手が空いたら Twitter 質問受付できる機材
コンセプト
- 画質はそこそこ
- 音はちょっと手厚く
ということで、本番投入予定の機材、一部をご紹介。
MacBook (MC207J/A)
まず中継用 PC, MacBook MC207J/A です。
Core 2 Duo 2.26GHz, メモリ 4GB 増量なのでそこそこ行けるはずです。
で、Mac 用の Ustream 送信ソフト Ustream Producer を使う…と言いたいところですが、今回はキャプチャデバイスに GV-USB を使う関係で、見た目は Mac でも、BootCamp で Windows XP にして使うという、超トロイの木馬、深くは聞くな空気読め構成です。
HDR-TG1
そしてカメラ。
ソニー HDR-TG1 というデジタルハイビジョンカメラです。幅 32mm x 奥行き 63mm x 高さ 119mm と非常にコンパクトで、このサイズで AVCHD 形式で録画できて最高なのですが、弱点はコンパクトすぎて音声入力端子がないこと。
今回、録画は会場スピーカーからの音を拾い、Ustream 用には別途ライン入力をもらうことにします。
三脚 SLIK グランドマスター
重量実に 3.8kg、縦横 1.5m 四方を取るごつい三脚です。フリマで ?,000円で購入。爆安ですが、実に安定しています。
I-O DATA GV-USB
アナログビデオキャプチャデバイスです。Ustream には HD / SD ビットレート送信の 2種類がありますが、今回は SD です。なんで HD 画質のカメラ持ってて SD? という話はまたの機会に。
このデバイス、4,000円程度で買えて比較的安価なのが良いところで、よく Ustream 関連のブログで目にします。
しかし Ustream Producer との組み合わせは実は最悪で、送信中に 5分程度で突然音声だけ無音になるというトラブルがあり、原因は、送出側の GV-USB デバイス側がサンプリング周波数 48kHz 出力なのに対して、Ustream Producer は 44.1kHz だからだろうと言われています。それだけではないような気がしますが。
とにかく、音声はこれでは使えませんので、別の方法が必要になります。
手っ取り早いのは MacBook (MC207J/A) のオーディオ入出力共用端子に突っ込む方法ですが、BootCamp + Windows XP の構成では、こいつをオーディオ入力として使う設定が見つかりませんでした。
Roland cakewalk UA-1G
そこで音声キャプチャデバイスを購入。
Roland cakewalk UA-1G といい、PC とオーディオ機器を接続し、音を取り込むための音声キャプチャデバイスです。価格は 11,000円で、ビデオキャプチャデバイス GV-USB よりも高額だったりします
こいつの利点は、まず入力端子が多彩なこと。
- RCA ピンジャック ← ステレオライン入力
- 3.5 ミニプラグ ← コンデンサーマイク 入力
- 標準プラグ ← ギター / MIC 入力
そして、音声サンプリング周波数を 4種類から選べるのが最大の利点です。(44.1kHz, 32kHz, 48kHz, 96kHz) これで Ustream Producer 44.1kHz 問題は見事に解決。ちなみに周波数の変更は、底面にディップスイッチがあり、そこで切り替えます。
この機種にしたのは、裏技があるからですが、それはまだ内緒。
ミニプラグ延長ケーブル
いきなりパーツが細かくなりますが、ぶっちゃけ WordPress メンバーへの周知を兼ねているので 🙂
最悪、会場からのライン入力がもらえなかった場合に、壇上に Ustream 用マイクを置こうと画策しているので、MacBook からの壇上までの 10m を延長するケーブルです。
次回、書ける余裕があったら、試してみたけどボツったデバイスの話など。
つづく。
興味ある記事です。
同様にMacbookでUSTERAM配信したいと思うのですが、
やはりUSTERAM PRODUCERやGV-USBとの相性の悪さで、
てこずっています。
音声キャプチャを別立てにして、成功したんでしょうか、、、
気になります。。。
やはり相性はアレですよね。 🙂
記事の通り、PC 自身の音声入力端子か、USB 外付けの音声キャプチャデバイス、しかないと思います。