Ustream 送信を HD ビットレートの高品質画像でできたら (動画が重くなるけど) いいかもしれない、ということで、SKNET Monster HD 264 + デジタルハイビジョンカメラ HDR-TG1 で試してみました。45,000円程度するこの製品、果たして Ust にとっては神デバイスなのか?
USB 接続の HDMI キャプチャユニット
SKNET (エスケイネット) から今度、Monster HD 264 という製品が出るらしく。1980x1080p 対応の H.264 ビデオキャプチャユニットです。HDMI 入力からハードウェアエンコーディングで、リアルタイムに取り込め、かつ接続した PC 側への負担も、ソフトウェアエンコーディングに対して軽めです。
最大のポイントは、USB 接続できる仕様なこと。
同じ HDMI キャプチャカードというカテゴリでも、PCI-Express 対応でデスクトップ PC に内蔵できるモデルや、ExpressCard 対応でスロットを備えるノート PC に指せるのであれば、既存製品がいくつかありますが、USB 接続タイプが意外と少ないのです。
手持ちのデジタルビデオカメラ HDR-TG1 が解像度 1920×1080 で撮影でき、 HDMI 出力端子を持っているので、どうせなら HQ / HD 画質で Ustream を使ってハイクオリティな放送 ((正確にはストリーミング)) ができないかと。
ライブキャプチャできなければ意味がない
論より証拠、買ってきて試す! と言えば聞こえは良いのですが、勢いあまって人柱。
検証環境
- OS: Windows 7 64bit
- キャプチャ: Monster HD 264 + Driver Ver.1.10.31
- カメラ: HDR-TG1
結果
まず、Ustream Producer から SKNET H.264 Capture というビデオ / オーディオキャプチャデバイスとしては認識されています。かなり期待が持てそうです。
HDR-TG1 の電源を入れます。さあ映るか。
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ブルーバックになってしまい、映りません…..。
SKNET に問い合わせてみた
これについて、エスケイネット株式会社に問い合わせてみました。
SKNET: 「確かに、放送用に使いたいというお客様からの問合せが最近多いですね。しかし Monster HD 264 は、付属アプリケーションとドライバとのセットで、ファイルとして出力するように設計されているため、リアルタイムでライブ映像を取り込む用途には使えません。
そのような用途をご検討の方のために、SDK をリリースする予定があります。」
あと一歩で神デバイスになりそこなった Monster HD 264
H.264 HD ハードウェアリアルタイムエンコーダとは言っても、HDD レコーダー / デジタルハイビジョンカメラからの HDMI 出力をリアルタイムにファイルに取り込めるということのようです。
紛らわしいですね。
今後デバイスドライバでの対応を期待します。
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