書き忘れていたので、10月11日の blog として追加。
アースソフト PT2 の 2枚目を、とある秋葉原の店頭で購入しました。すでに 1枚定価購入しているので特に気合いを入れて行ったわけではないのですが。
まだまだ続く、PT2 販売店 vs 客の駆け引き。販売を予告すれば店頭に行列が、Web でやればサーバがダウンする、店にとっては頭の痛い「問題児パーツ」PT2。お店も色々工夫してきました、の巻。
箱と床の写真で、どこのお店か判別
10月10日に、こんなエルミタージュ秋葉原の記事が。
あるショップでは告知せずに販売していたら、今日は数個余ったとか。
というメッセージととともに、段ボール箱に PT2 が入った一枚の写真が載っています。
PT2 のパッケージはピンクのエアキャップに包装されているのは、書いたとおりですが、問題はパッケージがまとまって入っている白い段ボール箱と、床です。
実はこれには見覚えがあります。なぜなら、私が店頭で 1枚目を get したときに、
店員がくるっと右回転して視線を落とした先に、確かにピンク色のエアキャップに包装された物体が数個、床の箱に立てかけられているのが確認できました。
この「床の箱」は、すぐ取り出せるよう、レジに立っている店員から見てつねに右足元に置かれています。取材で撮影するにしても、正面からのアングルはレジ前の展示物が目隠しになり、店員と「まだ在庫ありますか-」と話しながら撮ると、こういう右上からのアングルに必ずなってしまうからです。
10月11日の朝、果たして 10枚程度 Ark に入荷したらしく、読みは正解。
ところが、タッチの差で買えなかったのです。同じところに目をつけた人は Nire だけではなかったらしく、開店直後にやる気満々で並んでいた人たちによって瞬殺されてしまったようです。正直、悔しい。
手近な店員が正しいことを言うとは限らない
まあ 1枚目もあるし気長にやりますかね、と思いつつも情報をチェックしてみると、
「××」
「×× を念のために見てみたら」
との誰にともなく書かれた書き込みが。
店の Web サイトはあるのですが、セール情報まで載せているわけではないし、店舗公式の Twitter アカウントがなく、つぶやいていない店のため真偽の確認のしようがありません。
何より、PT2 の場合「場所はどこ?」「情報は本当?」とネットでチンタラ調査している間に 5分~10分程度で 1回の入荷分が売り切れてしまいます。
幸いにその店の場所自体は下見してあるため、秋葉原の端から端まで歩きます。
1F 店頭。
Nire: 「PT2 在庫あります?」
店員1: 「いえ、ないですね。入荷も未定です」
同じことを 10月1日の発売からさんざん聞かれてもうウンザリですよお客さん、という感じが表情に出ているご回答 🙂 で、門前払い。
変ですね。
確かに、旧バージョンの PT1 が入荷した店であることは間違いないようだし、PT2 も扱っていて、かつここしばらく売り出したという情報がありませんでした。今日、入荷して販売中であると考えてもおかしくはありません。
決して大勢が買えたと大騒ぎしているわけではないので、信憑性は低いのですが、何かがニオうので店頭に引き返します。
違う店員を捕まえて聞いてみるか、いや、2F ….?
安価なパーツが 1F 部分に大量に並んでいるイメージが強いこの店、よく考えたらこの店には 2F がありました。上がっていくと、PC パーツを販売しています。
店内には 3人ぐらいの客と、カウンターで仕切られた後ろに店員が 2名。ぬぼっとした感じの小柄な店員に、ダメ元で質問してみます。
Nire: 「PT2 あります?」
店員2: 「ええっと、ちょっとお待ちください」
慌てて、これも右後ろを振り返ります。Ark と違って、雑然とたたんだ段ボール箱が積まれている印象ですが、箱の中をがさがさとやること数 10秒。
店員2: 「ありました。16,800円になりますがよろしいですか」
Nire: 「おお、買います。」
こうして、2枚目を定価購入することに成功しました。
Nire: 「ちなみに、在庫ってあとどれくらいあります?」
店員2: 「もう 1ケタ…ぐらい…ですかねぇ。朝ちょっと売れたので」
おそらくこの朝の入荷は 10~20ぐらいなのでしょう。
そのとき店頭にいた客が探していたものはやはり PT2 だったらしく、ピンクのエアキャップを指さして「おいおい本当に PT2 あるらしいよ」と色めきだっているのを見ながら、店を後にしました。
結局は、捜査は現場 100回、足で稼げの言葉の通りでした 🙂
秋葉原に通える距離に住んでいながら、同じ情報を見て 1枚も手に入れられない人もいることを考えると、10月2日から土日だけ、徹夜せずに (笑)、2枚手に入れられたのは良い方ではないかと。
あの手この手で客の負荷分散を図る PT2 販売
PT2、かなりの競争率ながら、土日だけ使っても、ツボを押さえれば秋葉原では入手できないわけではないようです。ただ各店ともどうやって店のリソースをパンクさせないでいかにスムーズに売るか、に苦慮しているようです。
Twitter + 店頭販売も良し悪し
10月2日近辺では好んで用いられた Twitter での告知。自社の Web サイトではなく、Twitter のサーバに負荷を転嫁しているこのやり方も、あまりにフォロー ((特定の Twitter アカウントを”購読” して新規のつぶやきをウォッチし続けること)) している人が多いため、つぶやくと逆に混乱を招くと判断したのか、Ark を初め、PT2 入荷の告知をせずに売っている場合も出てきているようです。
この場合、手に入れる方法はアースソフトからの出荷日や、直近の店舗販売状況を把握しておき、「そろそろ来そうな店」をマメに回るしか無さそうです。
通信販売ではローテクを駆使
通販でユニークな例では、自社 Web サイトで申し込みを受け付けるとサーバがたちまちダウンしてしまうため、OLIOSPEC のように時間を区切って電話で申し込みを受け付けることで、バーストトラフィック ((短時間かつ大量のコール、リクエスト。)) を電話網に転嫁してしまおうという試みもされています。
2,000人~2,500人が電話をかけたため、交換機が輻輳しかかったり、それはそれで電話キャリアには迷惑な話ではありましたが。
イベントの客寄せにまで使われる
Lian-li 社のイベントの客寄せパンダとして PT2 購入権の抽選が行われたり、Windows 7 の深夜販売で当たる とか、色々な使われ方をしているようです。
ともあれ、私は予備も含めて予定枚数をすでに入手したので、PT2 買えた買えなかった系の話はこれで終了。Windows 7 + 省電力テレパソの作成に着手することにしました。
つづく。
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