ヨドバシカメラの一眼レフ講座でマクロレンズをうっかり触ってしまい、昆虫と花撮影で望遠なんちゃってマクロの限界を感じ…とさんざん前振りして、定番中の定番「タムロンの 90mm」マクロレンズを買ってしまいました。Di / Di II の違いについても。
タムロン 90mm 伝説は 1代にして成らず
タムロン 90mm マクロレンズは、一眼レフカメラの世界では定番中の定番、銘玉中の銘玉と言われ、美しいボケ味に定評があるレンズです。
みんなが「タムロン 90mm」と呼んでいるものは、実は 1種類ではないんですね。1979年に発売された SP 90mm F2.5 (52B) というタイプから始まって、延々と改良を続けられてきて、2009年の今までベストセラーという、レンズ界のスーパーカブみたいなヤツです。
今回買った最新版は、SP AF 90mm F/2.8 Di Macro 1:1 (272E) という長ったらしい名前で呼ばれています。レンズの名前は、もう知らない人から見ると呪文としか思えないわけですが、名は体を表していて、AF はオートフォーカス装備、Di はデジタル一眼対応です。
文字ばっかりだと飽きるので写真など。フードが標準装備で、使用時は右の写真のようにつけると、ゴーストやフレアを防止できます。
Di と Di II ではずいぶん違う
タムロンのレンズ選びでポイントになるのは、Di か Di II かの違いでしょう。
- Di … デジタル・35mm フィルムカメラ兼用。デジタルならフルサイズのイメージセンサ対応。
- Di II … デジタル専用、APS-C のみ対応。
ニコン、キャノン、ソニー、ペンタックス各社では、APS-C というイメージセンサのサイズが小型で、ボディも小さく軽量で廉価なシリーズを出しています。EOS Kiss X3 もこれに属します。レンズも小型にでき、やろうと思えばフルサイズ用のレンズも取り付けられる (キャノンの場合)、と大は小を兼ねる系の規格なわけで、タムロンレンズで言えば Di / Di II どちらでも取り付けられるわけです。
これに対していわゆるフィルムサイズがフルサイズと呼ばれており、センサーがデカい分、カメラもレンズも大きくて重くて高価ですが、その分圧倒的な実力を誇ります。フルサイズ機の場合、レンズは Di のみ対応しています。
Nire: 「Di II のレンズって、フルサイズ機につけたらどうなるんですか?」
ヨドバシ店員: 「周辺光量が不足しますねぇ」
価格は 38,000円~43,000円といいお値段するレンズですが、1個買っておけばつぶしが利く、と。
次回は、タムロン 90mm マクロレンズの操作系と、付属品についてです。
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