べつに北島康介に感化されたわけではないのですが、仕事の都合でパラパラと休みながらも、どうにかこうにか水泳のスクールに 2年あまり通い続けています。同じことを繰り返しているのではなく、じわじわとレベルアップしていく…参加している本人にとっては「魔の水泳レッスン」だったりします。

100m メドレー必須、来る者は拒まず。でも…

このスクール、対象となる生徒の参加条件は、途中で止まらずに 100m メドレー (バタフライ – 背泳ぎ – 平泳ぎ – 自由形) ができる泳力です。ちなみに私が 2年前に参加したときは、

Nire: 「バタフライはほとんどやったこと無いんですけど、他の 3種目はゆっくりなら何とか…。」
先生: 「いいですよ。試しに参加してみて、ご自分で続けられそうか判断してみてください」

というレベルでした。

生徒に合わせてスパイラル状にレベルアップ

スクールは 5週がワンクールになっていて、1週目が一番軽い運動で、5週目に進むにしたがってハードになっていきます。これが、次のクールになると同じこと繰り返すのが、スポーツクラブによくあるマニュアル的やりかた。ところがこの先生、生徒全体のレベルをみながら徐々に運動強度を上げていくようになっていて、同じ 1週目でもまったく内容が違っています。

2008年 7月頃 2009年 7月現在
毎週すること 水中ウォーク 50m + クロール25m
3人で横に手をつないで泳ぐ
飛び込み練習
75m クロール x 5
パドルをつけてクロール、平泳ぎ、背泳ぎ
飛び込み + バタフライ 25m
最終週 個人メドレー 200m 飛び込みなし
(バタフライ – 背泳ぎ – 平泳ぎ – 自由形)
???

去年はかわいい方でした

まず去年の今頃。最初は水中キックしながら水中ウォークとか、2-3人で横に手をつないで泳ぐといった、はっきり言って微笑ましいが、はた目よりは大変レベルです。

手つないで泳ぐのが大変たぁ、どんな軟弱なスクールだ、という人は、

  • 試しに泳ぎに行った時、2人で手をつないでクロールしてみてください。相手のペースと合わせないと、引っ張りおろされて水飲みます:mrgreen:
  • その 1段階上が 3人横に並んで泳ぐパターン、真ん中の人を沈める結果になります。
  • それが出来たら、今度は縦に並びます。先頭の人が腕だけかいて、後ろの人は何もせず、ただの重り役です。

こんな感じでレベルアップしていき、最終週になると (飛び込むかどうかは強制ではありませんが) 個人メドレーができるレベルになっていきます。

今年は来るスクール間違えましたレベル

今年のカリキュラム。何かが違う。水中ウォーク? そんなチンタラしたことしません。最初からガンガンとクロール 75m を数セット泳いで、これがウォーミングアップです。その後、パドルつまり「板」を手の平に 1枚ずつつけて泳ぎます。

さすがに、これをやったあとは肩への負担がキビシい人もいるので、一足飛びには難易度アップしませんが、それでも最初クロールだけだったのが、平泳ぎも、背泳ぎも…ときているので、バタフライをパドルでやる羽目になるのも時間の問題でしょう。くわばらくわばら。

飛び込み練習は必ずありますが、今までは飛び込みそのもののフォームを練習するだけで、ザバーンと飛び込んだら、最後まで 25m 泳ぐかどうかは自由でした。今年は、飛び込んだだけではダメで、バタフライで最後まで 25m が基本…と。

まぁ、これも、全体のレベルアップに伴い、着々と飛び込みメドレー 200m に近づいていくのかもしれません。

全体に、女性の方がスタミナがあり、カリキュラムがレベルアップして「えーできないよー」と大騒ぎしますが、どうにかこうにか泳いでいたりします。そして、それが先生の目から見ると「このレベルクリア!」とみなされ、次なる段階に進んでしまったりするわけです。

今さらながら、恐いところにきてしまったようです。