アクションレベルサウンド: パッケージ一眼レフカメラで写真を撮るポイントに、「水平をキープする」ことが挙げられます。ペンタックス K-7 の先行展示を見て、やおら水準器づいた私は、買ってしまいました。Seculine アクションレベル サウンド。

三脚買いに行ったはずが、なぜ水準器お買い上げに

いや、もともとはこれを買いに行ったわけではなくて、何となくカメラの三脚を探しに行ったのでした。「良い三脚の条件」のような話題からだんだん脱線してきたところに、

Nire: 「三脚ってやっぱり、液体に泡の入ってる水準器がついているものを買った方が良いです?」
ヨドバシ: 「そういう水準器は、精度は今ひとつな時がありますね。デジタル水準器の方が正確ですよ」
Nire: 「おぉ、そんなのあるんだ。三脚についているんです?」
ヨドバシ: 「いえ、カメラのアクセサリシューにつけるんですよ」
Nire: 「見せて見せて」

ヨドバシ: 「音が鳴るタイプ (アクションレベル) と鳴らないタイプ (アクションレベルサウンド) があるんですけど…(“鳴る” タイプを出して傾けて見せてくれる)…ピコピコうるさいですねこれ 🙂 」

Nire: 「いや、これは鳴った方が良いんじゃないですかね。ファインダー覗いているときに、いちいち LED 見ないでしょう」

というわけで、

  • 三脚より安いから良いだろう
  • 自動水平補正機能を内蔵したペンタックス K-7 買い増しするより安いだろう

と、自己肯定的でポジティブで補償行為以外の何者でもない決断により、買ってしまいました。

シューに取付け、5つの LED で傾きが分かる

背面と、正面から見たところ。そんなに大きなものではありません。

アクションレベルサウンド: LED

ファインダーを覗く側 (背面) に、電源スイッチと 5つの LED が並んでいます。これで平らかどうかを知らせてくれるというわけ。正面から見ると、ヤマトの第一艦橋です ((って書いて刺さる人は何人いるんだ 🙂 )) 。上が突起しているのは、ここがボタン型電池 CR1220 を立てて格納しているスペースだからです。

下から見ると、アクセサリシューに差し込んで取り付けられるようになっています。

アクションレベルサウンド: 底面

取り付けてみました。まずこれが水平な状態。5つの LED のうち、中央の緑色が光っています。

アクションレベルサウンド: 水平

かなり左に傾いているときは赤色、少し傾いた程度ならオレンジ色の LED が点灯します。

アクションレベルサウンド: 左に傾く (強) アクションレベルサウンド: 左に傾く (弱)

右に傾いたときも以下同文。

何度傾いたらオレンジ色なのか、赤色なのかは、5段階の中から選べたりします。
右に傾いたときは左右対称で同じなので略。

段階 ○○○○ ○○○ ○○○○
1 0.4° 以上 0.2° – 0.4° 0.2° 以内
2 0.8° 以上 0.4° – 0.8° 0.4° 以内
3 1.2° 以上 0.6° – 1.2° 0.6° 以内
4 1.6° 以上 0.8° – 1.6° 0.8° 以内
5 2.0° 以上 1.0° – 2.0° 1.0° 以内

手持ちでカメラを構えて、水平の緑 LED をキープしようとがんばってみたのですが、あえなく段階1 で使えるほどボクはニュータイプじゃない、ことが判明。ああだから私はコレ買ったんだっけ、ということに気がついたため、段階 3 で使用しています。

アクションレベルサウンドだと音が鳴る

アクションレベル “サウンド” の方を購入すると、

  • 音を鳴らさない (モード1)
  • 水平時に音が出る (モード2)
  • 傾くと音が出る (モード3)

3つのモードを選ぶことができます。点灯で試したときはモード3 で、LED 1個分傾きがかわるだけで、毎回ピコピコ言うので、これは確かにうるさいです。ボツ。モード2 は良いんじゃないかと。

予想通り、光学ファインダーを覗いている間は LED の色なんて気にしていられませんから、音が補助的に鳴ってくれるといい感じでした。ただ屋外だと聞き取りづらいです。

スマイルフォトバッグには外さないとしまえない

問題は格納方法ですね。欲を言えば

EOS Kiss X3 ボディ + EF-S18-55mm レンズ + アクションレベル

をすべて付けたまま、いつでも水平出しして撮影 OK な状態でそのままカメラバッグに入れたいのが人情です。しかしダブルズームキットの購入時についてきたスマイルフォトバッグの場合は、アクションレベルが邪魔で、外さないと格納できません。まあ、コンパクトさ優先のカメラバッグなので、こんな出っ張りつけたまましまえるようにはできていないということで。

公式サイト: ベルボン株式会社