Core i7 940 マシンは、2年前に購入した Core 2 Duo E6700 マシンに対して、買い換えた分きちんと速いことは分かりました。その Core i7 に Windows 7 RC/Windows Vista/XP と 3種類の OS をマルチブートにして、これから当面メインで使っていくにはどの OS が良いのか。ベンチマークで見極めることにしました。
今回のテストでは、Hyper Threading はすべて ON にしています。疑似 8コア状態ですね。
PCMark Vantage
まずはゲームに特化しない総合的なベンチマークを…ということで、Windows XP でも動作可能な PCMark05 を試してみました。が、動くけれど最後にスコアが表示されない問題が多発したため、XP はおいといて PCMark Vantage にしてみました。
また、マイコミジャーナルの記事にある同一 CPU (Core i7 940) でのテスト結果と比べて一喜一憂してみたい 🙂 ので、並べてみます。
おお Windows 7 速い。
マイコミジャーナルの記事では Vista Ultimate SP1 としか書いていないので、おそらく 32ビット版かと思われますが、引けを取っていないどころか Vista 同士の比較でも少し速いですね。
3DMark06
今度は Windows XP でも実行できる 3DMark06 で、3つの OS を並べて比較してみます。
Windows 7 64ビット版がやはり速いようです。また Windows Vista は遅いという偏見がありますが、3DMark06 や PCMark05 に関する限り、XP に対して高いスコアを出していました。
Final Fantasy XI Benchmark
スクエニ編です。具体的なゲームベンチでも Windows 7 強さを見せつけます。Windows Vista は逆に失速。
The Last Remnant
ここでも Windows 7 が平均 11fps ほど速く。20fps のものが 30fps になれば明らかにちらつき度やなめらかさが変わりますが、正直なところ、100fps を超える世界ではどれでも一緒という気もします。ただ、一般的なゲームの処理速度という意味では、明らかに Windows 7 が速いようです。
なんだ、Windows 7 は神か
ということで、PCMark Vantage, 3DMark06, FFXI, The Last Remnant と、ゲームでも非ゲームでも Windows 7 64ビット版が全体に速いという結果に終わりました。
スコアの算出方法がバラバラ、自分が使うためのテストにある程度特化しているのは百も承知で、無理矢理パーセンテージを並べるなら、
- Windows 7 64ビット版は、Vista 64ビット版に対して 1.9%~13.1% 高速
- Windows 7 64ビット版は、XP 32ビット版に対して 6.6%~18.7% 高速
- Vista 64ビット版は、XP 32ビット版に対して -4.2% ~ 11.1% ぐらいの結果
安定度も気になるところですが、Core i7 + GTX 285 のこの PC で、nVidia のデフォルトドライバをインストールしてテストした限りでは、Windows 7 でだけ落ちた、スコアが表示されなかった、というケースは 1件もありませんでした。RC の段階でも非常に安定している、という感触です。
RTM したわけではないので、クリティカルな用途に使うのはもちろん早まらない方が良いですが、家庭でちょっと入れて試してみる分には、XP からでも Vista からでも、違いを感じることができると思います。
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