インフルエンザウィルスは弱毒性だから脅威ではないのか、の続き。
ダーウィン医学 (進化医学) というアプローチがあるそうです。人間ではなく、ウィルスがより繁栄するために都合の良いように進化してきた結果がいまの 2009年新型インフルエンザだとすると、むやみに強毒性だから繁栄に役立つとは限らない、という結論になりそうです。実際にそういった研究もあるようです。
病原菌と人間の相互作用に基づく毒性の進化シミュレーション [PDF]
これによると、
(1) 宿主間の関係を考えると,病原菌は宿主を殺すことなく生き長らえさせ,その間に拡散していくものが有利である
ギョッとするようなことが書かれています。また、グラフを見ると、
- 弱毒性の間は、感染はしたけれど歩き回れる宿主が感染者数を拡大し、
- 感染者が飽和してくると毒性を強くして他の部位にも感染できるようにし、
- 死者が増えると、また毒性を弱めて子孫繁栄モード
まさに生かさず殺さずの状態でインフルエンザの感染者も増えていくのでしょうか…といった予想もできます。
もちろん、ここに書かれているのはあくまでシミュレーションの一つに過ぎず、実際の 2009年新型インフルエンザには強毒性を示すエビデンスがないとされています。現時点では。
でも、交通機関が発達して陸海空を高速に移動できるようになり、建物が狭い地域に密集している現代社会では、ウィルスの媒介になるような蚊などの虫に頼るよりも、宿主の人間自身をある程度自由に移動させ、会話、接触、エチケットを守らない咳、くしゃみをしてもらった方がウィルスの繁栄のためになるかもしれません。
あくまで仮に、「飽和すると生き残りのため強毒性になる」のだとすると、やはり人口密度の高い国が臨界点を超えやすく不利なわけで、弱毒性で「鼻のどの症状」で収まってくれるためには、これ以上感染者を増やさない一人一人の予防が本当に大切、と言えるかもしれませんね。
付け加えると、橋本知事が桝添厚生労働相に要請している件で、そもそも「強毒性の鳥インフルエンザを元にした対応」といった毒性の静的な強弱をベースにした一元的な対応システムを見直して、柔軟な対応を迫られるかもしれませんね。
危機管理意識の薄い国、日本。なんでもそうだけど事が起こって初めて、さあ、どうしよう、となる。
ものごとは「仮説 実行 検証」これをシンプルに丁寧に追求していく物事が成功をする。ですよね。実践されてますから。
これを怠るのが、典型的な日本のお役所組織。
今年の冬こそが、まさしくパンデミック、大流行になる可能性大。
既往症のある人が危ないこともアナウンス済みですから、自己管理も徹底しないとね。
口呼吸の人は要注意ですね。
何も高いマスクを買わずとも、使い捨てのマスクの内側にガーゼを当てて、何十にもフィルター作ればいいんですよ。
できれば、抗菌作用のある、ユーカリなどのアロマをたらして。
参考サイトです。↓
http://www.eucalyptus-kaze.jp/sub/pickuparoma.html
http://allabout.co.jp/fashion/aromatherapy/closeup/CU20050228A/index.htm
http://www.eucalyptus-kaze.jp/sub/kastuyou.html#housekeep
マスクメーカー、製薬メーカーなどはこの4-6月期の売上増大で、ウハウハですけど・・・
その辺も、考えなくっちゃ。株価とリンクしてますねー?!
あら、なんででしょうー。
じゃあ、7-9月期は、何が起きるんだろう?なんてね。
7-9月期は大量に作りすぎたマスクバブルの崩壊でしょうか。
気温が高くなれば、本人の快適さとのトレードオフで、着用しなくなる人がまた増える気がします。
世に出る情報は大概が操作されている、と思ってる私としては、皆さんがそれぞれコトを読む以外に、先を見る方法はないと思っていますので、個人の意見を人にいえるもんじゃないですが、今、確か、インフルエンザで旅行業界などレジャー関係が落ち込んでいますので、その辺がくるんじゃなかろうか。おりしも夏場はバケーションシーズンですからね。
関連銘柄、沸騰かもしれません。もちろん、短期で食い逃げする自身のある人はどうぞ、ですけどね。
サーフィンと一緒で波に乗れたらラッキー、降り遅れたら案ラッキーの世界です。
いまどき長期投資は1年くらいじゃなかろうか。普通は四半期で動きますからね。当面、通貨も不安定となると、ますますデリバティブ系で儲けて、さっさと降りる、を繰り返す以外、手はないんじゃなかろうか。金、石油、穀物。まだまだいけそうです。金は1オンス2000ドル以上になる、とも言われています。のるかそるかはご自由に。。。ですが。。。