ソニーから、世界最小 / 最軽量と銘打ったフル HD 画質のデジタルビデオカメラ HDR-TG5V が、4月20日に発売されます。…が、1年前の HDR-TG1 とどこが変わったのか謎ではあります。
先日、何の気なしに PIE2009 で見た EOS Kiss X3 とワイコンの記事で HDR-TG1 を引き合いに出したばかりなのですが、4月2日にちょうど関連した新機種の発表があって笑ってしまいました 🙂
HDR-TG5V は、HDR-TG1 の後継機で、縦型のビデオカメラです。どうでもいいですが、フランスの高速鉄道みたいな名前です。
HDR-TG1 の仕様ページ ((http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-TG1/spec.html)) を再確認しようとしたら、過去あった HDR-TG1 のページはなく、最新機種の一覧にリダイレクトされるという念の入れようです。
確かに HDR-TG1 が発表されたときは、こんな小さなサイズ (39x 63 x 119mm) でフルハイビジョン画質なのか! と衝撃を受けました。すでにこのサイズで、当時世界最小 / 最軽量だったらしく。
今回、またもや世界最小 / 最軽量というので、とうとう名刺サイズになりましたか…と思っていたらサイズが 30 x 62 x 117mm になっただけらしく。重さもバッテリ込み重量が 300g → 280g で 20g 減のみ。
HDR-TG1 の発売 (2008年4月3日) から一年経って、春モデルが必要なんだけど、新技術を投入する余裕がないため、ソニー自らタイトルで全力で吊ってみました…という感じがします。
細かいスペックの比較は以下の通り。
HDR-TG1 → HDR-TG5V の変更点
- サイズが 9 x 1 x 2mm 小さくなった
- バッテリー込み重量が 20g 軽くなった
- 角が丸くなった
- 16GB メモリーが内蔵になった。その代わりメモリースティック 8GB はつけませんよ
- GPS がついて位置情報が記録できる
- ドルビーデジタル 2ch にスペックダウン (HDR-TG1 は 5.1ch)
HDR-TG1 と HDR-TG5V で変わっていない点
- 1/5 型クリアビッド CMOS センサー 236万画素
- 動画撮影時の有効画素数 230万画素 (2,016×1,134)
- 静止画撮影の画素数 (静止画モード時 400万画素 = 2,304×1,728、動画モード時 230万画素 = 2,016 x 1,134)
- ダイナミックレンジオプティマイザー
- 顔画質優先 … これはソニーのテクノロジーというより、H.264 の可変ブロックサイズを実装しました、ということのような気がしますが、どうなんでしょう。
次は、スペックには現れない違いや、HDR-TG5V サイズのカメラに求めることを書いてみます。
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