PIE 2009 で、パナソニック DMC-GH1 の実物を触りつつ、疑問になっていた常時 AF (オートフォーカス) と、LVF (液晶ビューファインダー) の性能について、Panasonic ブースで質問してきました。液晶ファインダーって、光学ファインダーに比べて目が悪くなってしまうんでしょうか?
常時モーターが作動してピントを合わせている AF
Nire: 「EOS Kiss X3 だと、ボタン押さないとピント合わせができませんが、常時AF ということは、特に何も押さなくても、動画撮影中ずっとコントラスト AF が作動してるんですよね。」
Panasonic: 「そうです。常時有効になっています。」
Nire: 「でも、レンズが手ぶれ補正や、フォーカスで機械的に作動すると、作動音が結構しませんか?」
Panasonic: 「モーターの静音化にはかなり力を入れて開発してまして、HD アイコンのついた対応レンズを使用していれば音は入りません。でも非対応のレンズを使用すると、どうしても作動音が動画に入ってしまいますね。」
撮影時間に制限はないが、フル HD で 24fps に制限される
Nire: 「撮影時間の制限とかあります? ニコンの機種などで、おそらく内部温度の上昇で、撮影時間が制約を受けるという話を聞いたことがあるんですが」
Panasonic: 「ありませんね。メモリの上限まで撮影できます。」
Nire: 「1920×1080 モード時に、フレームレート 24fps なんですよね。撮った動画のコマが荒くありませんか?」
Panasonic: 「映画が秒間 24コマなので、映画のような味を出したい方にはこの方がいいと言われます (Nire: なるほどそうきたか)。でも、一般の HD ビデオカメラのように撮りたい方にとっては不足かもしれませんね。」
Nire: 「ところで、動画撮影中に、シャッターを切って静止画撮影できますか?」
Panasonic: 「それができないんですよ。(苦笑) また次回 (のモデルで)、ということで。」
液晶ファインダー、目が悪くなりませんか?
前回書いたように、DMC-GH1 は一眼レフカメラではなく、内部にミラーがないミラーレス構造です。ミラーが無ければ、撮影する予定の画像を、上に位置している光学ファインダーで見ることはできません。
DMC-GH1 でファインダーを覗いたときに見えるのは、たしかに液晶画面の映像でした。
デフォルトでは、(多分赤外線センサーが見ていて) 顔をカメラに近づけた状態のときだけ LVF (ライブビューファインダー) が表示され、逆に背面の液晶モニターは OFF になります。顔を離すと、逆に液晶モニターが ON になり、LVF は OFF になります。
Nire: 「レンズ越しに被写体を見ている光学ファインダーと違って、ファインダーを覗いた目って物理的に至近距離の液晶画面みているわけですよね。目が疲れませんか?」
HMD (ヘッドマウントデバイス) で、小さな液晶画面を至近距離で見ているのと同じことなので、近視が進んでしまわないのか。目の疲労が心配です。
Panasonic: 「実際には液晶画面をじかに見ているわけではなくて、間にレンズが入っています。これは DMC-G1 から同じですね。分解したモデルがそこに展示してありまして、筒の部分がファインダーです。残念ながら展示してあるものは、ファインダー内部までは分かりませんが。」
ひとしきりファインダーをのぞいたり、背面のライブビュー液晶を覗いたりしてみた私は、あることに気がつきました。
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