しばらく他ジャンルのネタが続きましたが、ひさびさにカメラ探しの続きです。今まで探していた基準をまとめると、
- 被写体は運動会 + イベント会場で最後尾からステージ
- 動画 / 静止画両方ともそれなりのスペックで撮れるデジカメかデジタルビデオカメラがほしい
- デジカメの場合 … 800×600 の動画も撮れること
- デジタルビデオの場合 … 最低でも 150万画素、できたら 600万画素以上の静止画も取れる HD 画質。HDV はパス、AVCHD が良い。AVCHD でも 18Mbps 以下で画質の良いもの
の 2択で同時に探していましたが、最終的にソニー製品に行き着きました。
キャノン iVIS HF11、ソニー HDR-SR12 / HDR-TG1 の比較
ソニーの HDR-SR12 は、ビデオカメラにありがちな、前後の奥行き方向に長い筒型のカメラ、HDR-TG1 がこのジャンルには珍しく縦に長いタイプです。まずは iVIS HF11 と比較してみましょう。
メーカー | キャノン | ソニー | |
機種 | iVIS HF11 | HDR-SR12 | HDR-TG1 |
サイズ | 幅 73mm x 奥行き 129mm x 高さ 64mm | 幅 83mm x 奥行き 138mm x 高さ 76mm | 幅 32mm x 奥行き 63mm x 高さ 119mm |
体積 | 602cc | 870cc | 240cc |
重量 本体 + 最軽量バッテリー |
430g | 620g | 300g |
イメージセンサ | 1/3.2 型 CMOS | 1/3.13 型 CMOS | 1/5 型 CMOS |
総画素数 | 331万画素 | 566万画素 | 236万画素 |
動画記録の規格 | AVCHD | ||
動画ビットレート (高画質モード) |
24Mbps | 16Mbps | 16Mbps |
静止画画素 | 276万画素 | 508万画素 | 400万画素 |
静止画サイズ | 2,048 x 1,536 | 3,680 x 2,760 | 2,304 x 1,728 |
画質もよくビットレート抑えめだが、デカくて重い HDR-SR12
HDR-SR12 は総画素数は 556万画素と 10万円前後のデジタルハイビジョンカメラの中では多く、もっとも最高画質の FH モードでビットレートは 16Mbps と抑えめ、なおかつ静止画画素は 508万画素、と、画質のスペックで言えばいちばん条件を満たしているように思われます。
問題はいかにもパパ運動会ビデオカメラの形状で、870cc / 620g とデカくて重いこと。620g はもっとも小型のバッテリー NP-FH50 を装着した状態で、です。デジタル一眼レフの D90 なんかバッテリーを除くボディだけで 620g あり、これにレンズの重さが加わるので、570g で文句言うなと怒られそうですね 。
もちろん、大きなカメラには意味があります。イメージセンサが大きい (1/n の分母が小さい) と、それだけ暗い場所でもより多くの光をとらえることができるため、感度が高くなる、S/N 比が向上する (暗いところでノイズが発生しにくくなる) というメリットがあります。
しかしデジタル一眼は、それを選ぶこと自体にコンパクトデジカメと明らかに違う風格とステータス感があり、安定した最高の一枚を撮るためだったら、ズッシリ重くて自己主張満載の形状は望むところ、というイメージがあります。
ビデオカメラでも放送・業務用までいけば、普通はなかなかお目にかかれないという意味でも同様の格好良さはあるんですが、たかだか 10万円前後の民生用カメラを買うからには、コンパクトデジカメと同様なカジュアル感かつ高級感が欲しいところです。
小さくて高画質が期待できる HDR-TG1
やはりビデオカメラと言えど、色々なお出かけの時に持ち出す気になってナンボ。こんなに小さくて実はフル HD 画質なんです、というサプライズも欲しいところです。iVIS FS10 のように持ってみたときに安っぽいのはガジェット魂に響きません。
HDR-TG1 は、HDR-SR12 など他のフルハイビジョンカメラと比べて体積が 1/3~半分、重量も半分という小ささです。そのためイメージセンサは 1/5 型と小さくなりますが、その割に画質は悪くないとの評判。何より店頭で持ってみたときの高級感が気に入り、ついに購入決定! 🙂
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