棚ぼたでシティゴールドカードが来ることになり、さすがに契約時のキャッシュバック特典目当てに加入した休眠カードが増えてきたため、思い切ってカードを整理することにしました。
第一弾はファミマTカード。
立地条件でファミマのお得度は変わる
ファミマTカードは、TSUTAYA Wカード (Tカード) の兄弟分にあたります。TSUTAYA Wカードの機能を完全に包含するうえに、ファミマ店頭での割引が受けられる…というのがメリットでしたが、24時間営業のコンビニが自宅の近くにあっても、24時間営業のスーパーがさらに近くにある環境ではあまりメリットありませんでした
常時割引される「今お得」商品が、カップヌードル、ペットボトルの「お~いお茶」、キシリッシュガム、できたてファミマキッチン「からあげ串」…これってひとり暮らしの生活で深夜に買いに来るような商品ばかりなんですよね。コンビニに置いてあるものからしてそうなんですが。
火曜日と土曜日は「カードの日」と称して、おむすびや弁当などが 10% OFF になるものの、会社の近くにファミマがあるわけではないので、これも説得力なし。
ファミマ以外で Tカードと思ってもらえないファミマTカード
Tカードのアイコンが左肩にあっても、Tカードと同じだと認識してもらえないことが多いのもネックでした。前回書いた、お膝元 TSUTAYA 店頭でサインが必要なことに加え、加盟店のファミレスでポイントをためる目的で出しても、表裏くるくると「これ何のカードだっけ…」と店員が認識するのに時間がかかることが多いようです。
ネイティブ Tカードは、青と黄色で全面 T の字ロゴになっていて、インパクトがあるタイプと、ファミマと同様左肩に小さく T の字のものと 2タイプあります。両デザインがどれくらいの比率で出回っているのか分かりませんが、いまひとつ同じグループのものだとパターン認識してもらえない何かがあるようです。
全面ロゴ…のような目立ったデザインは、提携カードを増やすときには逆に足かせになる…という教訓かもしれません。
TSUTAYA Wカードより後発のファミマTカードに欠けているものは
カードの裏に書いてあるファミマTカードサービスデスクに電話、認証のため個人情報をいくつか聞かれ、解約理由を聞かれて「使ってないので…」と告げると、アッサリとカード解約は終了しました。
ファミマTカード、要するに行動圏内で、スーパーよりも近場にファミマがあればメリットを享受できそうですが、ちょっと離れていると、それ以外の加盟店でのメリットに乏しく、ご本尊の TSUTAYA Wカードを超える魅力に欠けると思います。
入会特典で入ったカードがちょっと増えすぎの状態になっていましたが、ネット決済専用にしていた持ち歩かない Amazon クレジットカードが終了したのを皮切りに、キャッシュカード機能付き楽天カードも終了しまい、クレジットカードビジネスもサブプライムに端を発する信用市場の暴落で、生き残りが厳しくなってきています。
ゲーム機や OS といったプラットフォームビジネスの世界では、たとえば Microsoft Windows には Office、ソニーの PlayStation 2 には Final Fantasy VII、ニンテンドー Wii には Wii Sports といったように、プラットフォームとセットになったキラーアプリ (Killer Application) があることで新規参入を成功させてきました。
TSUTAYA Wカード (Tカード) は、自グループの店舗である TSUTAYA だけでなく、1業種 1加盟店の異業種提携によるポイント囲い込みサービスや、マイレージとのポイント交換など横のつながりがキラーアプリというべきでしょうか。
後発のファミマTカードには、Tカードのそうした特徴におんぶにだっこではなく、上乗せして、このカードでしかできない強烈なキラーアプリが必要だったと思います。(もう解約したので過去形 🙂 )
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