LASIK を受けてから 6ヶ月。錦糸眼科に行って検診を受けてきました。いわゆる「近視」のボーダーライン、見え方の変化、そして錦糸眼科ならではのメリットについてまとめてみます。
検査結果の変化
時期 | 視力 右 | 視力 左 | 屈折値 C 右 | 屈折値 C 左 | 乱視 C 右 | 乱視 C 左 |
手術前 | 0.05 | 0.05 | -6.75D | -5.75D | -0.5D | -0.75D |
手術直後 (午後検診) | 1.0 | 1.0 | +1.00D | +0.75D | -0.50D | -0.25D |
1週間後 | 1.2 | 1.2 | +0.00D | +0.25D | -0.25D | -0.50D |
2週間後 | 1.2 | 1.2 | +0.25D | +0.00D | -0.50D | -0.75D |
3週間後 (1ヶ月検診) | 1.2 | 1.2 | +0.25D | +0.00D | -0.75D | -0.75D |
4週間後 | 1.2 | 1.0 | -0.50D | -0.50D | -0.50D | -0.75D |
6週間後 | 1.5 | 1.5 | -0.50D | -0.25D | -0.25D | -0.75D |
2ヶ月後 | 1.5 | 1.5 | -0.50D | -0.25D | -0.25D | -0.50D |
3ヵ月後 (3ヶ月検診) | 1.2 | 1.2 | -0.75D | -0.75D | -0.50D | -0.75D |
6ヶ月後 (6ヶ月検診) | 1.2 | 1.2 | -0.50D | -0.25D | -0.50D | -0.75D |
視力は 1.2-1.5 の間を行ったり来たり、なのは変わらず。錦糸眼科での検査は、やっぱり片目は 1.2 までしか測ってくれませんでした。
4ヶ月目まで右目の方がよく見えていたのに対して、5ヶ月目~ 6ヶ月目は、左目の方がだんだんと調子が良くなってきたような気がします。手術前も左目の方が良かったので、利き目や、目の使い方の個人差によるのかもしれません。
「近視の戻り」のボーダーラインは、屈折度数いくつから?
いつもの通り、執刀医の方に細隙灯顕微鏡で目を検査してもらいます。
執刀医:「角膜の状態もきれいですし、問題ありませんね。何かほかに気になることはありますか?」
Nire: 「実は今朝、眼鏡屋に行ってきたんですけど、屈折度数が右 -1.00 を超えていて、ぎょっとしたんですよね」
錦糸眼科のオートレフラクトメーター ((屈折度数を測る器械)) では右 -0.50 だったので、かなりの開きがあります。プリントアウトを見せました。
執刀医: 「器械が古いんじゃないですかねー。目が見ている位置が変わるだけで、だいぶ数字が変わってきますし。ウチで使っているものは、ずれないようになっていますが…。」
Nire: 「そうなんですか。確かに、古いタイプですね」
執刀医: 「あと、目が疲れていたり、天気が悪いときにも下がりますよ。-1.00 ぐらいは問題ありませんが、-2 や -3 になっていたら、もう一度見せに来てください」
オートレフラクトメーター、通称オートレフには誤差があり判断材料にならない、という話はあちこちで見ます。ですが、近所の眼鏡屋などから聞いた話を総合すると
- -0.00D を下回れば近視傾向だが、目の調節力があるうちは何とかランドルト環が 1.0 見える
- -1.00D を下回れば近視を治療するレーシックとしては失敗の範囲。「近視の戻り」状態
だと思っていたので、危険ゾーンが -2D というのはちょっと意外でした。医師によって解釈が違うんでしょうか。
6ヶ月の過ごし方
- 目を使う作業 (PC / TV) … +2.0D の老眼鏡をかけること、30分-1時間で休むことに変わりはありません。ただし急激に忙しくなってきて、1時間のはずが 90分-120分は連続で PC ディスプレイを見続けないと自宅に帰れない、といった事態も起きるようになってきました。
- 保護メガネ、アイキャップ … 遠い思い出ですね 😕
- ビュイ (b.u.i) … 運転にはもう必要ありません。夏場サングラス代わりに使用しています。朝晩の太陽は、むしろ紫外線が目に直接入りやすく危険らしいので、出退勤時に天気が良さそうならかけています。
- 生活サイクル … 3ヶ月までは、夜 1時頃には寝る生活でしたが、会社からの帰りが遅いと崩れがちで 3時就寝、という日もたまにあります。といっても、基本、1時台に寝て 6時間以上は寝るリズムに体が慣れてしまったので、昔のように 3-4時就寝が慢性化することはないようです。
6ヶ月での見え方とハロ、グレア
- ハロ … 気になりません。ボシュロム テクノラスの面目躍如です。
- グレア … プリウスのストップランプ (ブレーキランプ) がまぶしいのは確かですが、ビュイなしでも問題はありません。
- 充血 / 目の痛み … やはり、長時間の PC ディスプレイ作業や目のコンディションが良くないとき、まばたきが少ないときに充血しやすいです。ただ、これはレーシック前もコンタクトレンズを装着すると見られた症状なので、そういうものらしく、充血してきたら作業をほどほどで中断して休憩するようにしています。
コンパクトな錦糸眼科の隠されたメリット
ところで、6ヶ月検診なのに、執刀医の方が検査するというのは、品川クリニック (や、おそらく神奈川クリニック) でレーシックを受けた人から見ると意外に思えるかもしれません。
錦糸眼科自体が大っぴらにそういうシステムを採用しているわけではないのですが、実は 6ヶ月検診までずっと、検診は執刀医の方が担当される日を聞けば教えてくれるため、その日を検査日にすることで、執刀医の方に検診してもらえるようにしてきました。
知らない先生が 1からカルテを読むより、どんな手術だったかを知っている本人に見ていただく方が、それは安心でしょう。錦糸眼科は東京本院でも比較的コンパクトで、執刀医自身が術前検査や術後の検診なども含めてやっているので、こういったことがしやすいのです。さすがに、オートレフや視力検査は別の人がやっていますが。
品川近視クリニックだとスタッフの数が多く、流れ作業的に分業が進んでいるため、まずこういうことは不可能でしょう。ただし、品川近視クリニックでは最近、「品川エディション最高級スーパーイントラレーシック」(長い) を受けた場合にのみ、主任執刀医制度を適用して、分業制の欠点を補おうとしています。
こんにちは。
自分も昨年8月末に錦糸眼科でレーシックを受けたものでNireさんのLASIKに関する記載を興味深く読ませていただきました。で、なにか御存じのことがあればと自分で不安に感じていることを送らせていただきます。
術後3カ月を経過する頃から右目が見にくくなってきました。視力が落ちるというよりは、ものが二重に見えて、特に文字などが見にくい状態です。
3ヶ月検診では、視力検査は左右いずれも1.2でしたが、見え方は格段に左が大変クリアに見えます。診察医にその旨をつたえましたが、「屈折値は左のほうが出ていますね、フラップが安定していない時期なのでもう少し様子を見てください」と言われ、終了。数値は控えてきませんでしたが、左-0.75 右-0.50とかという感じでした。このように左の屈折値が大きい場合でも、反対側が見えにくいということがあるのでしょうか? また右目は時間の経過とともに見やすさが戻るということがあるのでしょうか? もちろん、錦糸眼科にも相談に行くつもりですが、もしご存じのことがあればぜひ教えてください。(術前の裸眼は確か-7.5Dの強度近視でした・・)
こんにちは。
気持ち的には非常によく分かるなあと思いつつ質問読ませていただきました。
見えにくいのは本当に色々な理由があります。
フラップがまだ安定していない、レーザー後の角膜が治癒するのに時間がかかる、強度近視のため角膜ベッドがちょっと薄め などなど。
手術直後の遠視傾向の時、よく見えた印象が強すぎて、その後どんな見え方でもダメダメに思いがちですが、萌ちゃんパパさんの術後の屈折値は私と同じぐらいですね。
数値的には「ふつう」です。:-)
二重に見えるのは、仕事帰りの疲れ目で暗いところを歩いていると、確かにそういう状態になることはあります。
左目の屈折値が右目に影響するということはありませんが、術前の目のクセで利き目ばっかり酷使していてアンバランスに疲れる、ということはあると思います。
また術前に強い乱視があった場合、完全にレーシックで取り除くのは難しいと聞いたこともあります。(別の場所で)
見え方は、左目と右目の見え方が抜きつ抜かれつでウェーブ状に視力が変化します。
執刀医の先生にも 6ヶ月~1年は様子を見るように言われましたので、実際そうなんだと思います。
あまり一喜一憂するよりは、目への衝撃を避ける、睡眠時間をキープ、近くをみるとき老眼鏡、30分~1時間で休憩といった基本的なことをハズさないで治癒につとめるのが良いかと思います。