PacketWIN で通信しても、W05K 以外の携帯電話ではダブル定額などの割引しか受けられず、上限が適用されないようです。では通信速度が遅くても、アナログモデムとして本当に接続できるのか試してみました。

本当に W54S は「Bluetooth アナログモデム」として使えるのか

自宅の予備回線として So-net と契約しているので、このプロバイダがダイヤルアップ用に用意している、国内共通アクセスポイントを使うことにします。

PacketWIN の場合は電話番号として *99**24# を指定しましたが、今度は 0570-00-1616 を指定します。So-net 会員サポートを見ると、後ろに #9600 をつけて通信速度を明示しているようなのでつけているのでその通りにしてみます。

ではダイヤルボタンをポチッとな。

リモートコンピュータが応答しませんでした。#9600 をつけても外しても NG。Windows XP の [モデムの構成] 画面で最高速度を 9600bps に制限しても NG。知らない方に迷惑電話をかけてしまったのかと、電話番号をチェックし手動で電話をかけてみましたが、確かにモデム特有の「ピーヒャララ」音がします。

ということは、やっぱり対応していないのでは? と紙マニュアルを見てみたところ、非常に分かりにくいところに「W54S は ASYNC/FAX は非対応です」の文字が。

がーん。いや、ちょっと言わせてください。PacketWIN での通信方法を一通り書いたあと、最後にこっそり書くのはやめてください >ソニエリ or 東芝さん。 🙂

とにかく、KCP+ になってからなのか、それより前からなのか、アナログでのピーヒャララ回線交換接続のサポートはしなくなったようです。

アナログモデムはいらないけれど、PC でのデータ定額制はやはり必要

まあ確かに、いつまでも ASYNC/FAX のための実装をチップセットに入れておくほど余裕はないのだとは思います。それならそれで、通信速度を制限する仕組みがないとペイしないならしないで、せっかくの統一プラットフォームである KCP+ にそれを組み込んで、PC + 携帯電話 + Bluetooth 経由での通信にデータ定額制が適用できるようにするべきだと思います。