ATEN の HDCP 対応 4ポート DVI スイッチ CS1784 を注文して半月、ようやく届きました。とりあえずそそくさと箱を開けて、同梱ケーブルと本体コネクタをチェックしてみます。
CS1784 にした理由
同社の 4ポートタイプにはいくつか種類があるのですが、CS1784 を選んだ理由としては
- アナログRGB D-Sub 15pin でも HDMI でもなく、デジタル (DVI-I) であること
- デュアルリンク対応 (ディスプレイの解像度が 1900×1200 のため、シングルリンクでは対応できません)
- HDCP 対応
- USB だけでなく、PS/2 のキーボードやマウスがコンソールとして使えること
といった条件をすべて満たしていたからです。
コンパクトになった本体と、相変わらずかさばるケーブル
本体の外形寸法は横 270 × 奥行き 87× 高さ 55mm で、一昔前の ATEN 製アナログRGB D-Sub 15pin ベースの 4ポートスイッチに比べるとずいぶんコンパクトになっています。
KVM、だけてなくマイク入力、オーディオ出力も含めて切替えができるのが面白いところで、音声は 2.1ch サラウンド対応です。今まで音声は音声で、別に切替器を用意していたのですが、これで 1台の切替器に統合できます 🙂 ちなみに 5.1ch サラウンド対応ではありません。
ATEN の KVM スイッチは筐体がデカいイメージがあるため 、製品の箱の中身はほとんど本体のように思えますが、実はケーブル 4本がもっとも大きな体積を占めていたりします。KVM スイッチを新規に購入するときは、この各 PC に接続する複数のケーブル類が 1本に束ねられた専用の接続ケーブルの値段がバカにならないので、最初から全部入りなのはうれしい点ですね。
しかし、接続ケーブル、太いのは昔から変わっていません。DVI-D, USB (マウス, キーボード), そして音声入出力をセットにしているとはいえ、ビデオケーブルだけで直径約 1cm。USB、オーディオが両サイドについて幅 2cm あるメタボケーブルです。スイッチの仕様としては 2,560 x 1,600, 3,840 x 2,400 といった解像度も OK なので、それに合わせてということだと思いますが、それにしても他社の同等品よりいつも一回り太い気がします。 😕
PS/2 には変換ケーブルで対応
裏面左側がコンソールデバイス接続用のポートです。コダワリの PS/2 キーボードを大量に所有している Nire としては、PS/2 ポートがあるかないかは死活問題…ん、PS/2 ポートがない!! まさかこんだけチェックして仕様読み違えて買ってしまったのか、イヤイヤそんなはずは、と思い立ち直って調べてみると、こんな変換ケーブルが付属していました。 😕
次回は、うちの奇っ怪なサーバ環境に実際に接続してみます。
Googleからの通りすがりの者です。
面白い記事ありがとうございます。
ただちょいと気になったのでレスします。
>1900×1200 のため、シングルリンクでは対応できません
1920×1200まではシングルリンクでたいてい対応出来るはずだと思うのですが・・・
(アナログCRTだとまず無理みたいですが、デジタル液晶ならドットクロックの周波数を若干抑えられるためシングルリンクの対応範囲内に収まります)
「対応できない」のではなく、正確には「場合によっては対応できない恐れがある」(グラボ側あるいはモニタ側がシングルリンクの限界である165MHzギリギリまでサポートしているかどうかと、モニタ側の周波数低減がどの程度かによる)となるんじゃないでしょうか。
実際には安物モニタや低価格グラボまで含めても165MHz付近で表示できない場合のほうがごく稀のようです。
(参考URL:http://shop.tsukumo.co.jp/special/070615a/ )
この先も将来長く使うと想定するのであれば、より高解像度を見越してデュアルリンク対応のものを選ぶという趣旨には当然賛同しますけどね。
ではでは。
なるほど、情報ありがとうございます。サイトによって 1900×1200 の扱いにバラつきがありましたが、液晶 + 最近のビデオカードなら問題ないのが大半ってところでしょうかね。