月: 2008年4月 (2ページ目 (3ページ中))

LASIK: 錦糸眼科編 – 品川クリニックと異なる術前検査の値

前記事: LASIK: 品川クリニック検査の完結編 – 再手術はありえる?

いかにも眼科という感じの建物

錦糸眼科についてブログに書いて良い、と許可を得ることができましたので書いてみます。

これを書いているのは手術後 4日目だったりするので、処方された遠視用のメガネをかけて 30分ずつちまちまと書きためているので、いつもよりゆっくりした up になると思います。

品川クリニックで検査を受けた後、実はすぐにこの眼科にも予約を取って検査を受けに行ってきました。

医療法人メディカルドラフト会 錦糸眼科は、品川クリニック、神奈川クリニックなどの美容外科をバックボーンとしているところではなく、眼科専業のようです。

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meet-me: 利用者の著作権は空気より軽い

和製セカンドライフと形容される meet-me がサービス開始しました。

カーナビと同様の地図情報を元にした、現実に忠実な東京 23区を 3D バーチャルワールドとして実現したもの、のようです。

先日、セガ internet Adventure [iA] のクローズドベータテストに参加していましたが、iA が MMORPG 的テイストを盛り込んだメタバースなのに対して、こちらはゲーム性はあまりない、正当派メタバースのように思えます。

運営は株式会社ココア(Co-Core)という資本金 1億円の会社で、トランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産業経済新聞社などが出資、となっています。フロム・ソフトウェアというと、主流にはなりきれないけど、独特の世界観を持ったゲームが得意な印象がありますね。エヴァーグレイス大好きです。

アカウントの新規登録が混んでいるらしく、接続できないので、例によって利用規約についてチェックしてみることにしました。

第6条:コミュニケーション
① 会員が、本サービス内で送信等を行ったコンテンツ(文章、情報等を含みますが、これらに限られません。また、手紙・チャット等不特定多数人に公開されない機能を有するサービス内で行われたものも含みます。以下「会員コンテンツ」と総称します)に含まれる著作物について、当該著作物の著作権を自らが保有していること、自らが著作権者より正当に当該著作物の利用を許諾されていること、または適法に当該著作物を利用していること、および第8条2項記載の禁止事項に違反していないことを保証するものとします。万一、第三者より会員コンテンツに関して異議が申し立てられた場合、会員自らの責任と費用負担によりこれを解決し、会社を免責するものとします。

会員はアップするコンテンツに責任を持てと。当然。次。

③ 会員コンテンツの著作権はその著作物を作成した方に帰属します。

おっ、これは珍しく会員の著作権に配慮した良スレ良い規約だ、と最後まで読まない人を振り落としつつ…

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LASIK: 品川クリニック検査の完結編 – 再手術はありえる?

前記事: LASIK: 品川クリニックの大量機材で検査を受ける

最後の検査と結果

やや待った後、眼科医の個室に通されました。

  • 細隙灯顕微鏡で検査
  • 眼底検査
  • 結果通知

この辺は普通の眼科と同じで、細隙灯顕微鏡というのは黒い機械にあごをのせ、細い鏡に照らされる検査ですね。眼底検査は、点眼したあと、上を見て、右上を見て、と 8方向見ている間に、光で照らされて眼底の網膜を診察されます。自分でも模様が見えますね。

さて結果ですが…

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goo 実態調査: コンテンツ産業、「ネットのせい」にしてエンターテイメントを忘れる

goo の第 9回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査によれば、「違法な動画が掲載されず見られなくなったら、動画共有サイトは利用しない」と答えた人は、36,615件の回答の中で実に 22.2% を占めるそうです。

著作権に理解が深まっていない若年層だけかと思いきや、回答者のボリュームゾーンは 30代、ついで 40代。この設問での内訳はわかりませんが、いい年した働き盛りの世代も入り交じって、ケシカラン意見を述べているようにも見えます。著作権をもともと保有しているコンテンツホルダーにとっては、忸怩たる思いでしょう。

先日、我が家で前評判大だったアニメ作品をテレビで視聴していると、開幕早々次のようなテロップが表示されました。

 「最近、インターネット上でのテレビ番組の不正利用が多発しています。番組を権利者の許可なくインターネットなどを通じて配信したりすることは法律で禁じられておりますのでご注意ください」

( 「無許可のテレビ番組配信は違法」――新「コードギアス」OPに注意文)

どんなコンテンツ産業も、

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WordPress: セキュリティを一発チェックする WP Security Scan

WP Security Scan は、Wordpress 用のファイルのパーミッションなど、現在のインストール状況を確認してセキュリティ的な問題があるか確認してくれるプラグインです。

動作を確認したバージョン (Tested Version)

WP Security Scan 2.2.64
WordPress 2.5.1 Japanese

機能

次の項目が確認できるようになっています。

  • ファイルのパーミッション (確認)
  • データベースのセキュリティ (確認、変更)
    テーブルのプレフィックスとしてデフォルトの wp_ を使用していると警告されます。またこのツール自身でテーブル名を変更することもできます (バックアップを取ってからにしましょう)。
  • WordPress のバージョンが確認できないようになっているか
  • アカウント “admin” が存在するかどうか (確認)
    それだけ狙われやすいということなのでしょう。
  • パスワードの強さ (破られにくさの判定)
  • 強力なランダムパスワードの生成
  • wp-admin に .htaccess が存在するかどうか

今後のリリースではこんな項目が予定されているようです。

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LASIK: 品川クリニックの大量機材で検査を受ける

前記事: LASIK: 品川クリニックの電話応対にプロ根性を見た

とにかく規模が大きい!

品川近視クリニック 銀座院で適応検査を受けてみました。

丸井に隣接した有楽町イトシアのビル 3F 分をまるまる借りている銀座院、入ってみると、人も機材も規模が大きいことに驚かされます。適応検査だけで 15F を 1フロア使っていて、手術は別フロアです。受付も、適応検査の各セクションも 10数人の看護師の方がスタンバイしています。ランドルト環の「輪に切れ目」の視力表だけでも 15枚並んでいます。

検査はいくつかのセクションに分かれていて、どのセクションも常時 10人ぐらいの検査希望者が同時に処理されていました。平日昼間の話で、開業医のコンパクトな目医者さんにしか行ったことがない私にとってはかなりのカルチャーショックです。コンタクトを事前につけると検査ができなくなるので、年齢層バラバラな人たちがメガネで来院しており、非日常的な風景。

3時間 30分もかかる大量の検査

全体の流れは

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LASIK: 品川クリニックの電話応対にプロ根性を見た

前記事: LASIK: 気がついたら 9人がレーシッカーズになっていた

首都圏のレーシッククリニックで、よく名前を聞くのは 3つあります。

  • 品川近視クリニック (通称: 品川クリニック ((「品川クリニック」という名前の医者は本当は沢山あるので、品川近視クリニックとしたほうが間違いがないようです)) )
  • 神奈川クリニック
  • 錦糸眼科

どれも眼科医には違いないのですが、前 2つは美容外科グループ、錦糸眼科は医療社団法人に属している眼科専門の機関のようです。知人が多く受けている品川近視クリニックから始めて、これらを比較してみることにしました。

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LASIK: 気がついたら 9人がレーシッカーズになっていた

輝く瞳で迫らないで

都内某所でのお花見で衝撃的な事実を知りました。

知人同僚つながりで、計 9人がレーシックで治療済みらしい。うち 2人が目の前に!

レーシック (LASIK) とは、レーザーなどを使った外科的な近視矯正手術のことで、聞いたことのある人も多いと思います。

たしか 2001年頃に、US に在住している日本人の同僚が、US 国内の眼科医で受けたという話を聞いたことがありました。身の回りでは当時本当にその 1例だけで、まだ料金も高いし、何より私がレーシック治療の信頼性を疑ってかかっていたので、まだメガネメイン、スポーツのときだけコンタクト生活でいいかなと思っていました。

それが、最近になって別の方が品川近視クリニックでレーシック治療を受けたところ、思いのほか良かったので、勧めていたら 8人になり、いずれも成功していると。

「いやーコンタクトと違って空気スパスパ入るしさぁ~、とりあえず検査だけでも受けてみたら?」

と 2人 x 2 = 4の瞳をキラキラさせながら迫ってくるのにタジタジとなり、ネット上の体験談だけでは信用しない私も、成功例を目の前に見せつけられては、心が動いてしまうわけです。

レーシックの術式の違い

レーシックは、目の角膜にフラップ (フタ) を作って開き、エキシマレーザーを照射し、閉じて終わりです。ただそのフラップの作り方によっていくつかあるようです。

  • マイクロケラトーム レーシック … マイクロケラトーム (カンナ) を使用。従来のレーシック。
  • イントラレーシック … レーザーを使用。角膜がある程度厚い人向け。最近はこれが流行り
  • エピレーシック … エピケラトーム (カンナ) を使用。角膜が薄いか、格闘技をやる人向け

カンナ…想像しただけで身の毛がよだつ話ですね。最近のものはイントラレーシック並みに薄く削れるみたいですが、なにより眼科医の熟練度に左右されやすいそうです。やめ。

受けた人の話だとデフォルトでイントラレーシックが選択されるようです。しかし私の場合インラインスケートなどの X-Sports を好んでやるので、衝撃が加わるかもしれない意味ではエピレーシックの方が良いのでは? という疑問もあります。

また希望しても角膜が薄いとイントラレーシックは受けられないなどの制約があり、適応があるかどうか ((手術が受けられる状態の目なのかどうか)) をまず診察してもらう必要がありますし、患者の私からもツッコミをいくつか入れてみて品定めしたいよねということで、複数のクリニックに行って検査をしてもらうことにしました。

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カプセルシュウォッチ: 16連射に挑戦しつつ、購買層を考えてみよう

ファミコンのアレを思わせるフォルム

アキバ某所のガシャポンで、カプセル シュウォッチを入手しました。

ガシャポンというのは丸いカプセルに入ったカプセルトイを売る自動販売機のことで、中身はオモチャだったり、フィギュアだったりします。ガシャポンはバンダイの登録商標ですが、ガチャガチャと呼んでいる人もいたような気もします。

なにげに店頭で 300円入れてレバーをガシャリと回し、出てきたのはファミコンのコントローラを思わせる Joycard mk.2 Ver. のシュウォッチでした。

何をするものかというと、

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夏野さんの退陣報道で「iモード事件」を改めて読んでみた

先日、ドコモ OS を簡素化しても、au KCP+ よりバグが減るわけではないという投稿を書いた翌朝起きてみたら、iモード開発者の一人である夏野剛さんが、NTT ドコモを退社するらしいというニュースが世の中を騒がせています。

日経ネットによるとご本人のコメントらしきものが載っていたり、広報部はノーコメントだったり、そしてスラッシュドットジャパンには事情通な人が色々コメントを書いていたり、挙げ句に今日の日経トレンディネットには本人に取材した記事が載っていて、結局どうなるんだというか、言えないことが沢山ありそうな不完全燃焼で終わってしまっています。

iモード携帯が最初に発売された 1999年に、N501i を買いましたが、ネットバンキングが携帯でできる手軽さもさることながら、機能の「割り切り」に関心した覚えがあります。パーサーを軽くするために HTML ではなく Compact HTML を採用したり、送れるメールが 500bytes までだったり。巨大な組織ゆえ、多数の意見の論理積になってしまって、重厚長大な製品を出してしまいがちな NTT グループにしては、逆に衝撃的なスペックでした。

今更ながら、奥にしまってある「iモード事件」をふと出してきて読んでみました。この本はリクルートの編集長を辞して NTT ドコモに引き抜かれた松永真理さんが書いています。どちらかというと、コンテンツプランニング寄りの方らしく、あまりテクニカルなことは書いていないのですが、それでも拾い読みすると

  • 50字までの文字表示
  • 100グラム、100cc を切る
  • 電池の持ち時間が現行機種と変わらないこと
  • PDA にするな、普通の携帯電話にしろ

といった、なかなか興味深いハードウェア上のスペックが開発の初期段階で明言されていることが分かります。これらの目標や WAP でなく Compact HTML を採用するといった判断も含めて、iモード開発の総責任者だった榎啓一さんがされているようですね。ドコモ自身が苦手なコンテンツを企画するのに、NTT グループの社風からするとかなり意表をつく人選で松永さんを抜擢して、その松永さんが夏野さんをドコモに引き入れた…となっています。これを読むと。

最初の iモードがそんなに革新的といっても、今から思えばピンと来ませんが、たとえば NTT ドコモの株価は iモードが出た翌年の 2000年 2月には 914,000円、現在 4/2 の終値が 157,000円で 5.8倍だったことを考えると、当時の過熱ぶりが伺えます。

iモードの成功の原因は、コンテンツ提供会社のラインナップもですが、 「ごてごて重い端末」にしないスリムなスペックのバランスが相まって、利用者にも新規参入のコンテンツ開発者にも受けたのだと思います。そういう環境を作り出したのはもともと誰、と考えると、nire 的には、榎さんというリーダーは、iモードを語るときもっと評価されてしかるべきだと思っています。

夏野さんの真実のほどは分かりませんが、松永さんも含めて、パラダイムシフトを起こすような製品が出ていて、今もiモード携帯が市場を牽引しているのに、8年でキーパーソンが iモード開発の現場からいなくなってしまう組織にこそ、問題がある気がします。

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